Netflixは日本のアニメを変えるのか?『Netflix Anime Slate 2017』世界配信タイトルを一気に発表
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■話題の湯浅政明監督による『DEVILMAN』の最新映像とキャスティングが初公開!
イベントのラストを飾るのは、永井豪不朽の名作『デビルマン』を『夜明け告げるルーのうた』の湯浅政明監督がアニメ化するということで話題を集めていた『DEVILMAN crybaby』。
会場にはカナダのファンタジア国際映画祭に参加していた湯浅監督が、成田空港から直接イベントに駆けつける形で登場。気になる制作状況は順調に進行中で、アフレコはすでにクライマックス辺りまでさしかかっているとのこと。
そして最新予告映像では、気になるキャスティングも初公開。主人公・不動明役は『機動戦士ガンダムUC』のバナージ・リンクス、湯浅監督作品では『ピンポン THE ANIMATION』のスマイルを演じた内山昴輝、明をデーモンとの戦いへと導く飛鳥了役は『ユーリ!!! on ICE』の南健次郎、『刀剣乱舞』の小夜左文字などを演じた村瀬歩に決定。
両名も予告映像終了後にステージへと登場し、湯浅監督も交えてのトークセッションがスタートした。
キャスト決定に至る裏話では、内山昴輝も村瀬歩も飛鳥了役でオーディションを受けていたため、内山は自分が不動明役になったと聞いてかなり驚いたとのこと。湯浅監督によれば、飛鳥了役は両者の決選投票のような感じで絞り込まれていたが「村瀬さんの人間じゃないような深い何かのあるしゃべりが飛鳥に合っている」ということで村瀬に決定。そして冷静な役柄の多い内山に不動明を演じさせたら面白いのではということで、不動明役になったとのこと。
飛鳥了役に決まったことについて村瀬は「オーディションの段階から、作り手側の面白い作品を作っているぞ感がビシバシ伝わってきて、何かしらで関われたらいいなと思っていたので、オーディションで受けた飛鳥了を演じることができるのが、すごく嬉しいです」と語った。
湯浅監督とキャスト陣が揃ってのトークセッション。内山・村瀬両名の内容に対するリアクションから、かなり過激な内容の映像に仕上がっているようだが?
衝撃的な内容の作品だけにアフレコ現場も壮絶ではとの質問に、内山は「台本をもらうたびに、普段演じているテレビアニメと違うハードコアな内容なので「これでいいの?」と驚かされます」。村瀬は「現場自体は和気藹々としているけど、内容が「越えちゃっていいの?」ラインを平気で跳び越えてるので、いざ収録が始まると壮絶です」とコメント。
さらに参加キャストがその他大勢のデーモンを演じる「悪魔ガヤ」というものがあり、音響監督が悪魔ならではの効果などを工夫しているので、そちらも見所だとのこと。
放送コードの制約がないNetflixならではの遠慮のない内容や描写、湯浅監督がこだわる表現を実現するためのFlashの使用や現代的な音楽の使い方など、興味深いポイントがたっぷりと詰まった『DEVILMAN crybaby』は、2018年初春より全世界同時配信が決定しているので、期待して配信開始を待ちたいところだ。
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作品紹介
『DEVILMAN crybaby』
2018年初春 Netflixにて全世界同時配信/TVシリーズ:25分・10話
【プロダクション】サイエンスSARU
【スタッフ】原作:永井豪「デビルマン」、監督:湯浅政明、脚本:大河内一楼、音楽:牛尾憲輔、キャラクターデザイン:倉島亜由美、押山清高、色彩設計:橋本賢、美術監督:河野羚、撮影監督:久野利和、編集:齋藤朱里、音響監督:木村絵里子
【キャスト】不動明(CV:内山昂輝)、飛鳥了(CV:村瀬 歩)
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