トランプ大統領と太地町巡る問題の共通点とは?映画『おクジラさま ふたつの正義の物語』佐々木俊尚氏×佐々木芽生監督対談・後編

2017.8.5
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映画『おクジラさま ふたつの正義の物語』佐々木俊尚氏×佐々木芽生監督対談

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9月9日(土)から公開される映画『おクジラさま ふたつの正義の物語』から、作家・ジャーナリストの佐々木俊尚氏とメガホンをとった佐々木芽生監督の対談映像の後編が解禁された。

『おクジラさま ふたつの正義の物語』は、東京で25週間のロングランヒットを記録したドキュメンタリー映画『ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人』の佐々木芽生監督による最新作。6年の制作期間をかけ、半世紀以上続く“捕鯨論争”に新たな光をあてるドキュメンタリー映画だ。追い込み漁を糾弾した映画『ザ・コーヴ』で注目を集めて以来、世界的な捕鯨論争に巻き込まれた和歌山県太地町について、2010年秋から佐々木監督が映し続けてきた多種多様な意見を捉えていく。

 

公開された映像は、佐々木監督が様々な相手と対談していく企画の第一弾。IT・メディア分野を中心とした取材・ 執筆で活躍し、『キュレーションの時代』(ちくま新書)などの著書で知られる作家・ジャーナリストの佐々木俊尚氏を迎えた対談の後編だ。

今回は、映画のタイトルにもある、‟ふたつの正義”つまり「正義の反対は悪ではなく別の正義でもある」というテーマや、太地町を巡る問題とトランプ大統領当選の共通点、そして、ダイバーシティ(多様性)についてなど、様々なトークが展開。前編よりも、映画の内容についてさらに掘り下げて語り合っている。

佐々木俊尚氏

佐々木芽生監督

 

佐々木監督は、同作について、「なぜ日本は、クジラやイルカのことで世界の非難を浴びるのか?その答えを探すために何年も太地に通っていたら、今私たちが、世界が抱えている多くの問題にぶちあたりました。そして知れば知るほど、自分がいかに知らないかに悩みました。問題は、捕鯨やイルカ漁に賛成か、反対かではないのです。なぜ動物を巡って私たちは対立し、憎み合うのか。今世界で起きていること、みなさんの人生に起きていること、どうすれば私たちは分かり合えるのか。そのヒントをこの映画から見つけて貰えれば嬉しいです」とコメントしている。
 

映画『おクジラさま ふたつの正義の物語』は9月9日(土)よりユーロスペースにて公開。

作品情報
映画『おクジラさま ふたつの正義の物語』

 

原題:A WHALE OF A TALE
(2017 年 / 日本・アメリカ / 96 分 / HD / 16:9) 
制作:FINE LINE MEDIA JAPAN
制作協力:ジェンコ、ミュート、朝日新聞社 
協賛:アバンティ、オデッセイコミュニケーションズ
配給:エレファントハウス
公式サイト:http://okujirasama.com/
(C)「おクジラさま」プロジェクトチーム
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