山田裕貴が己の中のワンダーボーイを目覚めさせる!相棒・青木玄徳と膝から崩れ落ちた理由とは?映画『闇金ドッグス6』初日舞台挨拶
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映画『闇金ドッグス6』 左から、長谷川忍、西原亜希、山田裕貴、青木玄徳、元木隆史監督
8月5日(土)、映画『闇金ドッグス6』の初日舞台あいさつが東京・シネマート新宿にて行われ、キャストの山田裕貴、青木玄徳、西原亜希、長谷川忍(シソンヌ)、メガホンをとった元木隆史監督が登壇した。
『闇金ドッグス』シリーズは、『ガチバン』シリーズに登場した安藤忠臣(山田裕貴)を主人公にすえた作品。ヤミ金融業・ラストファイナンスを営む元ヤクザ・安藤と元ホストの須藤司が(青木玄徳)が、様々な事件に巻き込まれる様を描くシリーズ。第6作となる『闇金ドッグス6』では、安藤と10年以上前に別れた元恋人・荒木未奈美(西原亜希)との再会と、一筋縄ではいかない恋が描かれている。
映画『闇金ドッグス6』 山田裕貴
上映後に行われた舞台あいさつで、これまでのシリーズとは異なるラブストーリーの展開についてコメント。観客の反応が気になっていた山田は、緊張した面持ちで「皆さんの反応が気になっていたんですがいかがでしたか?」と尋ねると、客席からは大きな拍手が。これに山田は、「今の拍手をいただけただけでホッとしました」と笑顔を見せる。
映画『闇金ドッグス6』 左から、長谷川忍、西原亜希、山田裕貴、青木玄徳、元木隆史監督
さらに、山田は「4、5をやらせてもらっている時から、『続編やらせてもらって嬉しいです。びっくりしています』という感想は終わっていて、続けていかなければならない責任感が……」と話すが、続けて「『闇金ドッグス48』=YDK48までやらないと!」とコメントし、会場を一気に和ませた。
当初、プロデューサーから「次はラブストーリーだから」と聞き、山田は「安藤忠臣に恋愛を想像していなかったので、どうなるのか?」と思っていたそう。しかし、相手役を務めた西原が、『ガチバン ULTRA MAX』を始めとする安藤の登場作品をすべて観ていたことを知ったという。舞台あいさつで、山田は「いい意味で相手役の方に頼ろうかな。本当だったら肩を貸さなきゃいけないのに、僕が肩を貸してもらうような、そんな感覚でやらせてもらいました」と、西原に信頼を置いていたことを明かした。
映画『闇金ドッグス6』 左から、西原亜希、山田裕貴
その西原は、「撮影初日にラストシーンを撮ったんです。その初日までに山田君とお会いしていなくって、とにかく自分の中に安藤忠臣を入れこまないとラストシーンに立てないと思って、私“闇金ドッグスファン”を名乗っていいんじゃないかと思うくらい、くり返し見て演じました」と作品への想いを語った。
また、青木は「(シリーズ)5から7に繋げる6を作るのが一番の仕事。本当にうまくいった」と、9月2日に公開される『闇金ドッグス7』にも触れ、笑顔を見せた。
映画『闇金ドッグス6』 左から、山田裕貴、青木玄徳
また、山田は青木が劇中で発する台詞「闇金やっていて、幸せですか?“女幸せにしたい”って無いんですか」セリフについてコメント。「めっちゃ、良かったです。忠臣だったからたえられていたけど、俺だったら『確かに!』って泣いていました」と興奮しながら語る。その青木は、山田の演技について、「今回、ギラギラした成長を感じた。(山田に向かい)現場でもさんざん言うたやろ『今日、めっちゃいいわ』って。さらに続けられたら、闇金ドッグスがもっと、もっと面白くなっていく」とコメントし、今後のシリーズへの意欲を見せる。
映画『闇金ドッグス6』 山田裕貴
すると、未奈美の夫を演じたシソンヌ・長谷川が「後半はネタがないからタイムリープしてね」と提案。すかさず山田はキメ顔で「債務者は本能寺にあり!」と叫び、大歓声を浴びると「あったまってきましたね。僕のワンダーボーイが目を覚ました」とノリノリ。
映画『闇金ドッグス6』 左から、長谷川忍、西原亜希、山田裕貴、青木玄徳、元木隆史監督
さらにこの日は、ヒロインの西原に「山田、青木、長谷川の3人の中で、好きなタイプは?」との質問が投げかけられた。すると、西原が選んだのはシソンヌ・長谷川。ガックリと膝をつく山田と青木を前に、西原は「私、クマさんみたいな人好きなんです」と理由を明かした。その答えを聞き、シソンヌ・長谷川は、「俺、自分を“クマさん”とは言ってない。嬉しくないわ。褒められてない」とぼやく。その横で山田は「おれ、『ガチで“来い”』と思っていた」とつぶやき、会場を沸かせた。
映画『闇金ドッグス6』 左から、長谷川忍、西原亜希、山田裕貴、青木玄徳、元木隆史監督
最後には、山田が代表して「ラブストーリーというテーマで、お客さんの期待をいい意味で裏切ったと思います。6を楽しんでもらえたら嬉しいですし、闇金シリーズを知らない方に広まっていけばいいな。安藤忠臣を演じて9作目。次やれたら10作目なので頑張っていきたい。相棒とそして素敵な未南美と、そして‟熊”と(笑)、皆さんに見ていただければ。また、1か月後には7もあります。そちらも楽しんで観ていただければ」とメッセージを送り、舞台挨拶を締めくくった。
『闇金ドッグス6』はシネマート新宿ほか公開中。『闇金ドッグス7』は9月2日(土)からシネマート新宿ほか公開。
(2017年/日本/カラー/シネマスコープ)
ラストファイナンスの社長・安藤忠臣(山田裕貴)。若くしてヤクザの親分になったものの、稼業を引退して、闇金の世界へ足を踏み入れた。元イケメンホストだった須藤司(青木玄徳)と共に、癖のある債務者を追い込む毎日。その日、忠臣は、最悪のカードを引いた。債権ブローカーから焦げ付いた債権を安く買い取り、債務者から更に搾り取る。債務者の名前は、伊良部慎太郎(長谷川忍(シソンヌ))。その価格は400万。忠臣の計算では、まだ1,000万は引っ張れると踏んでいた。しかし、忠臣の元に訪れたのは、10年以上前まだ幼き頃に分かれた恋人・荒木未奈美(西原亜希)。今は結婚して伊良部となった荒木は、借金を背負った夫が行方不明となり、手がかりを探しにラストファイナンスにたどり着いたのだった。
(2017年/日本/カラー/シネマスコープ)
※逢沢の逢は一点しんにょう
闇金稼業も板についてきた須藤司(青木玄徳)は、ほとほとこの仕事に嫌気がさして、きっぱりと足を洗った。生活保護費をだまし取られて生き地獄の債務者を、たかが数万円の借金でも追い詰める。そして、その老いた母と無理心中するに至らしめてしまった事がその理由だ。無一文な司は、場末のキャバクラのボーイの職にありつく。元イケメンホストの司は、そつなく仕事をこなしていくが、No.1ホステスのエマ(逢沢りな)からはキツく当られる。一方、司を失ったラストファイナンスの社長・安藤忠臣(山田裕貴)は、一人での回収作業に困り果て、なれない求人募集でなんとか一人雇う。ある時、エマに執拗に迫る面倒な客を上手く撃退した司。それがきっかけで、二人の距離が少しずつ狭まっていく。エマは、昼にはOLの仕事をし、家には交通事後で障害者となった姉の介護をし、夜はホステスとして働く。司はそんなエマの心の支えになってきたある日、エマには、奨学金の負債が700万円もある事を知る。
脚本:池谷雅夫
企画・配給:AMGエンタテインメント
公式サイト:http://yamikin-dogs.com
(C)2017「闇金ドッグス6&7」製作委員会