独自の身体メソッドを開発 オハッド・ナハリンの記録映画『ミスター・ガガ』
2017.8.6
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©Gadi Dagon
ドキュメンタリー映画『ミスター・ガガ 心と身体を解き放つダンス』が、10月14日から東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開される。
「ミスター・ガガ」と称されるコンテンポラリーダンサーのオハッド・ナハリンに8年間にわたって密着した同作は、資料映像と代表的な公演の記録映像で構成。「GAGA」と呼ばれる独自の身体能力開発メソッドを考案したナハリンの創作の秘密に迫る。ナハリンは1990年から、イスラエルを代表するコンテンポラリーダンスカンパニーであるバットシェバ舞踊団の芸術監督・振付家を務めている。
同作について『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』の監督を務めたヴィム・ヴェンダースは「この映画にやみつきだ。映画が終わるころには、まだまだ見たいという気持ちになる。そしてそう思った瞬間、自分の身体が動き出す...」とコメント。また同作に出演しているナタリー・ポートマンは「オハッドが映画監督をスタジオに入れる許可を出したなんて、とてもエキサイティング!この映画は多くの人々にとって素晴らしい体験になると思います。スタジオの中に入れるだけでなく、オハッドの心の中にも入り込めますから」と賛辞を贈っている。
さらに作中にナハリンとのコラボレーション作『FURO』が登場する現代美術家の束芋は「オハッドはその一瞬を、こちらが恐ろしくなるほど正直に生きている。いつどんな時も、誰に対しても」とのコメントを寄せている。
なお、オハッド・ナハリンの演出、振付によるバットシェバ舞踊団の公演『LAST WORK―ラスト・ワーク』が、10月28日から埼玉・彩の国さいたま芸術劇場ほかで上演される。