[韓国PLAY] パク・ホサンらベテランが勢ぞろい『変態』上演中

生活に困窮した詩人が選択した、驚くような“変身”とは……? 現代における芸術家、知識人の生きざまを鋭く切り取った演劇『変態』が10月から再演されている。2014年に第1回ソウル演劇人大賞で大賞、演技賞、脚本賞の3冠をさらい、同年の雑誌「韓国演劇」で年間ベスト7に選ばれた秀作だ。

物語の主人公は貸本屋を営む詩人ミン・ヒョソク。当初はこづかい稼ぎにと近所の精肉店の主人、オ・ドンタクに毎週、詩を教えていたが、本業の貸本屋は深刻な経営難に陥り、家賃は何か月も払えていない始末。ヒョソクの妻、ハン・ソヨンはドンタクに夫の仕事を世話してくれと頼むが、長年詩人として生きてきたヒョソクには肉体労働さえも耐えられない。どんどん窮乏する暮らしに詩さえも書けなくなったヒョソクを眺めながら、ソヨンはますます疲れ果てていく。しかし、ある日貸本屋にかかってきた1本の電話が3人に大きな変化をもたらしていく――。

再演を重ねてきた本作は、今回も小劇場演劇ならではの醍醐味を堪能できる韓国演劇界のベテラン俳優を揃えた。貸本屋「本愛」を営む詩人、ミン・ヒョソク役には演劇『プムバ(품바/物乞い)』などで知られるチャン・ヨンチョル、『ダンテの神曲』などに出演したキム・ウンソク、現在ミュージカル『イン・ザ・ハイツ』に出演中のパク・ホサンが演じる。ヒョソクの妻ハン・ソヨン役には『花の中に生き、死んで』に出演したソン・イェリ、『換腸之境(환장지경)』のチョ・ジョンミン、『タクシードライバー』『デストラップ』に出演したソ・ジユが演じる。そして精肉店の主人オ・ドンタク役は04年公演でも同役を演じたキム・キソン、『観客冒涜』『イ(爾)』のチョン・スファン、『高空庭園』『大人の時間』のイ・ジョンユンが出演する。3人の登場人物は、1カ月ごとにキャストを変えて上演されるため、同じ作品ながら毎月まったく違う印象になりそうだ。

登場人物たちがどのように変態=変化させられていくのかを観客たちは見守ることになる、演劇『変態』は大学路ヨヌ小劇場で上演中。


【公演情報】
演劇『変態』(변태)
2015年10月1日~12月31日 大学路・ヨヌ小劇場
 
<出演>
●10月1日~31日 ハン・ソヨン役:チョ・ジョンミン/ミン・ヒョソク役:チャン・ヨンチョル/オ・ドンタク役:キム・キソン
●11月1日~30日 ハン・ソヨン役:ソン・イェリ/ミン・ヒョソク役:キム・ウンソク/オ・ドンタク役:チョン・スファン
●12月1日~31日 ハン・ソヨン役:ソ・ジユ/ミン・ヒョソク役:パク・ホサン/オ・ドンタク役:イ・ジョンユン
 
演出:チェ・ウォンソク
 
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