5連休の初日、渋谷円山町でボーダーレスなコントライブ開催

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渋谷円山町に生まれた、ユーロスペースの新たなライブホール、ユーロライブ(EuroLive)。ここは定期的な落語会(シブラク)とコントライブ(渋谷コントセンター)のほか、映画上映、音楽、一人芝居など自由なジャンルの公演やトークライブ、講座などがおこなわれてゆく注目の新スペースだ。

ここで行われるコントライブ=渋谷コントセンター月例公演として「テアトロ・コント Vol.1」が9月19日(土)13:30に開催されることが判明した。いや、世間的にはとっくに判明していたのだが、世情に疎い編集子Aが劇団トリコロールケーキの今田健太郎氏から知らされたのが9月17日の夜だった、というわけだ。

まず演劇とコントをまたぐボーダーレスなイベントのコンセプトが、しっかりしていて素晴らしい。

「コントは、既存のフォーマットを破壊する短い演劇であり、未来の演劇の実験場である」─これは渋谷コントセンター綱領の第2項です。たとえ月に数日でも毎月公演を行う“コント小屋”が、コントと演劇の観客の眼力を頼りに、新たな公演形態に挑みます。その第1ステージは、テレビではできない、観れないコントを、コント師と演劇人が競演。いつかは交流を超えて化学反応を起こし、新しいジャンルが創出されないかという野望がこの「テアトロ・コント」です。(公式サイトより)

上演は次の規定に従って行われる。素敵じゃないか。

■ドグマ5(細則5箇条)
1.作品の1篇の長さを10分以上20分以内とする。
2.ユニットは原則5名以内とする(今回はオーバーも可)。
3.場面転換は10分につき1回とする。
4.作品の中だで使用される映像は、作品の補完的な範囲とする。
5.小道具、衣装、美術はミニマリズムを旨とし、象徴性を重視する。

そして何より出演団体のチョイスが心憎い。演劇界からは劇団ナカゴーと劇団トリコロールケーキ。そして、コント界から巨匠、ロビンソンズだ。どんな人が企画したのか気になるところだ。

イベント進行としては、4ユニットが交代で出演したのちに、全員によるアフタートークがある。ちなみに、各団体のプロフィールは次の通り。

ロビンソンズ
中学の同級生コンビ北澤はブサイク担当と言われるも彼の作り出す笑いはまさしく、これぞTHE北澤ワールド。山崎は自称ハンサム担当。キングオブコント2013,2014,2015年準決勝進出。

劇団ナカゴー 
2006年、劇作家・演出家の鎌田順也らを中心に東京を拠点として旗揚げ。『なにやってるんだ』的なアイディアと、『どうしてくれるんだ』的な構成で人々を魅了。王子小劇場《佐藤佐吉賞2012》最優秀作品賞を、『黛さん、現る!』で受賞。

巨匠 
こういうのがコントの魅力だ。不条理劇を徹底的に笑いで覆ってしまう。カフカに見せたかった。あとそのへんのホームレスのおじさんに。(いとうせいこう)

トリコロールケーキ 
2010年、代表の鳥原を中心とした筑波大学出身メンバーによって旗揚げ。樹海に迷い込んだ探検隊が偶然目撃してしまう「森の動物たちの大発表会」めいたナンセンスコメディ作品で、観る者の心を揺さぶる

そんなわけで連休初日の9月19日(土)の午後、カラダの空いている関東在住お笑いマニアは、このセンスあるイベントを目撃しておくのも一興であろう!

イベント情報
テアトロ・コント Vol.1 渋谷コントセンター月例公演

日時:9月19日(土)13:30開演((13時開場 15時30分終了予定)
会場:ユーロライブ(ライブホール)
出演:
(演劇)劇団ナカゴー、劇団トリコロールケーキ
(コント)巨匠 ロビンソンズ
◆4ユニットが交代で出演したのちに、全員によるアフタートーク有。
公式サイト:http://eurolive.jp
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