「大人であることの意味」と「子供の可能性」を問う舞台『向日葵のかっちゃん』開幕 三上真史、星野真里、酒井敏也がコメント
-
ポスト -
シェア - 送る
舞台『向日葵のかっちゃん』 撮影=宮川舞子
2017年8月23日(水)東京・博品館劇場にて、舞台『向日葵のかっちゃん』が開幕した。本作は、NHK『おかあさんといっしょ』の「ぐ~チョコランタン」などの脚本家としても知られる小説家の西川司が、2007年に自身の小学校時代を振り返り、『ひまわりのかっちゃん』(文庫化にあたり『向日葵のかっちゃん』と改題)として出版した自伝小説の初舞台化作品である。
時計も漢字も読めず、小学校2~4年生を支援学級で過ごした“かっちゃん”が、5年生の時に転校した学校で出会った先生から勉強の楽しさを教えられて、小学校の卒業式では答辞を発表するまでに成長する感動の物語に、脚本・演出のわかぎゑふが色を添える。
「わからないことは、恥ずかしいことじゃない」
『向日葵のかっちゃん』は、支援学級に通う子供の物語ではあるものの、現代に生きる多くの子供たちにとっても同様、子供の可能性を信じて育てる大人の必要性を再確認させられる。子育てに不安を持つ人や、かつて子供だった大人が自分の過去や現在と重ね合わせながら観ることのできる作品だ。本作を通じて「人は、たった一人との出会いで大きく人生を変えられることがある」という出会いの重要性や、子どもたちと接するときのヒントを得られることだろう。
出演者は、“かっちゃん”の運命を変えた熱血先生・森田先生役は三上真史、“かっちゃん”のお母さん役は星野真里、校長先生役は酒井敏也が務める。“かっちゃん”役は阿由葉朱凌(あゆば しゅり)、戸塚世那(とつか せな)がWキャストで奇跡の成長を魅せる。
初日を迎えた三上真史、星野真里、酒井敏也からコメントと、舞台写真が到着した。
出演者コメント
かっちゃん、森田先生 撮影=宮川舞子
三上真史
ある先生との出会い、そして諦めない想いが実際に起こした奇跡のお話です。僕自身、この作品を通し人のチカラ・言葉のチカラというものを強く感じています。人は出会いによってこんなにも人生が変わるのだと気付かされました。子供から大人まで、どの年代の方にも観ていただきたい作品です。皆様の心に向日葵の花が咲きますように。
かっちゃん、お母さん 撮影=宮川舞子
星野真里
お芝居をしていて苦しいのはいつぶりでしょう。それだけ難しい役に挑戦させていただけているのだと思い、思い込み、必死に必死に生きることに努めたいと思います。そんな私のことは気にせず、是非気軽に観に来てください! たぶん笑ってお待ちしております!!
子供たちと校長先生 撮影=宮川舞子
酒井敏也
原作を読んで、このような奇跡のようなことがあるのだと感動しました。観劇のあと、是非原作を読んでない方は本屋へ行って、「向日葵のかっちゃん」を買って読んでみてください。芝居の出来の良さがさらによく分かります。
関連記事:『向日葵のかっちゃん』三上真史、酒井敏也、わかぎゑふインタビュー