しゃちほこ咲良菜緒が振袖姿で成人祝う、シャンパンタワーに椎名林檎カバーも
振袖を着た咲良菜緒(チームしゃちほこ)。(Photo by HIROKAZU)
チームしゃちほこの咲良菜緒が昨日9月12日に愛知・DIAMOND HALLにて生誕ソロイベント「祝」を行った。
9月10日に成人を迎えた咲良を祝おうと会場には多くのファンが集まり、はソールドアウト。金屏風とシャンパングラスのタワーが飾られたステージにあでやかな振袖姿の咲良が登場すると、フロアを埋め尽くすファンからは感嘆の声が漏れた。彼女は原由子の「花咲く旅路」をしっとりと歌い上げてから、「2日前に無事20歳になりました!」と報告。成人式でも着用する予定の振袖について「お母さんの振袖を初めて着ました。一番最初にみんなに見せとこうかなって」と話し、観客からは温かい拍手が送られた。そして咲良は20歳になったらやってみたかったというシャンパンタワーに初挑戦。乾杯の挨拶のあと、グラスを2杯続けて飲み干した。続けて彼女は生誕イベントのたびにセットリストに入れるものの、毎回ミスをしてしまう松田聖子「青い珊瑚礁」を見事に歌い切り、「これで今日の目標クリアしました!(笑)」とガッツポーズを見せて喜んだ。
誕生日の数日前に収録されたカラオケ映像を挟んで、場内にBon Jovi「It's My Life」が流れだすと、咲良は純白の衣装に着替えてステージに登場。JUDY AND MARY「Over Drive」、広末涼子「MajiでKoiする5秒前」、サザンオールスターズ「涙のキッス」など、名曲のカバーを次々に披露した。その後彼女はステージ中央に設置されたボックスの中に隠れ、再び「It's My Life」が流れる中、衣装の早着替えに挑戦。東京事変「群青日和」のミュージックビデオでの椎名林檎の衣装をイメージした、露出度の高い黒いレザーのコスチュームに着替えた咲良は、ギターを抱えながら同曲を歌唱した。
椎名林檎「丸の内サディスティック」のカバーを経て、ライブはチームしゃちほこの楽曲が続くブロックに突入。咲良は「いいくらし」や自身のソロ曲「ベイビーミソカツ」を立て続けに届けていく。イベント本編ラストの「ちぐはぐ・ランナーズ・ハイ」では機械トラブルによりバックトラックが音飛びしてしまうハプニングが発生するも、彼女は即座に機転を利かせて「もう1回最後のところやり直すから、みんなで踊ろう」と観客に振り付けを指導し、改めてパフォーマンスを披露した。
アンコールの声に応え、咲良は自身の胴体部分のレントゲン写真がプリントされたTシャツを着て再びステージに登場。スクリーンには「昔から20歳感ある」「やっと年齢が追いついてきた」「この日ぐらいはデレデレしていいんじゃない?」といった、チームしゃちほこメンバーからのお祝いメッセージ映像が映し出された。さらにステージには咲良の生誕グッズを身に付けた、大黒柚姫似の謎のアシスタントがバースデーケーキを運びながら現れ、ファンと一緒に「ハッピーバースデートゥーユー」を歌って咲良の20歳の誕生日を祝った。咲良は会場に集まったファンに感謝の気持ちを述べてから、「自分では実感がなかったけど、会場に来てお花の数の多さを見て、20歳って特別なものだと思った」と心境を吐露。「20歳の自分に贈るにもぴったりな曲」と語るチームしゃちほこの「START」を力強く歌いきり、会場を大いに盛り上げた。最後に彼女は「平日からこんなにたくさんの人が来てくれて、本当に感謝しています。アイドルじゃないと味わえない幸せな場にいるんだなって、最近常々思っている。これからも仲良くしてね」とファンに向かって語りかけつつ、「チームしゃちほこと一緒に楽しい日々を過ごしていくために、私たちもみんなを楽しませるので、みんなリアクションしてね」と述べてソロイベントを締めくくった。