横浜赤レンガ倉庫の開館15周年記念に横浜を巡る歴史ガイドツアーを実施、全5回実施のツアーは各回異なるテーマで

横浜赤レンガ倉庫が、文化・商業施設として2002年にリニューアルオープンし、今年で開館15周年を迎えた。これを記念し、2017年11月から2018年3月までの5カ月間、毎月15日の計5回、横浜赤レンガ倉庫と横浜を巡る歴史ガイドツアーを実施する。

明治、大正時代初期に国の模範倉庫として建設された横浜赤レンガ倉庫。100年以上前に創建された煉瓦造りの建物を文化・商業施設として活用している当館には、今も随所に当時の面影が残っている場所が存在する。また、横浜赤レンガ倉庫周辺のみなとみらいエリアや関内・日本大通りや新港地区にも異国情緒あふれる街並みや、歴史的建造物歴史を感じさせる建物などが数多く残っている。本ツアーでは、それらの横浜赤レンガ倉庫をはじめとした港町ヨコハマの歴史的なスポットを歩きながら巡り、歴史と文化に触れることで、普段歩いているだけでは気づかない、港町ヨコハマの新たな魅力を楽しむことができる。

全5回実施するツアーは各回で異なるテーマを設け、横浜赤レンガ倉庫を中心に様々な歴史スポットを案内。初回となる11月15日（水）は港町ヨコハマの発展を『線路』に沿って辿るツアーを実施する。日本に現存する最古の商船用石造ドックを復元・保存した『ドックヤードガーデン』や、 昭和5（1930）年に建造された国指定重要文化財である練習帆船『帆船日本丸』を見学し、かつて臨港線が通っていた『汽車道』を通り、横浜赤レンガ倉庫へ向かう約2時間半のツアーとなる。

横浜赤レンガ倉庫では臨港鉄道の終着駅である旧横浜港駅のプラットホームや、赤レンガパークの整備中に地中から発見された旧税関事務所遺構、日本最古の荷役用エレベーターが保存されているエレベーター搭屋等、歴史が色濃く残るスポットを開館15周年にちなんで15カ所を回る。他にも、煉瓦造りの建物を巡る『レンガ建築探し』や、今も昔も開港場のメインストリートである日本大通り沿いのレトロな建物を巡る見学する『ハイカラ建物を巡る』等のコースを予定しているそうだ。

ツアーガイドは、横浜市内を中心に活動しているNPO法人横浜シティガイド協会が、市民の視点から眺めた故郷横浜の変貌を歴史的な要素や新しい情報を解説の中に交えながら案内してくれる。