リトグリ、ナオト・インティライミ、GENERATIONSらの濃厚な競演に1万人超が大興奮『バズリズム LIVE 2017』初日レポート
GENERATIONS from EXILE TRIBE PHOTO:山内洋枝
11月4日(土)に神奈川・横浜アリーナにて、『バズリズム LIVE 2017』が開催された。
『バズリズム LIVE 2017』は、今年で3年目を迎える音楽番組『バズリズム02』(日本テレビ系)が発信するイベント。当日は、番組ゆかりのアーティストたちが競演を繰り広げた。
yonige PHOTO:山内洋枝
16時を少し過ぎた頃、ステージに現れたのはオープニング・アクトを務めるyonige。今年9月にメジャー・レーベルから1stアルバムをリリースしたばかりのニューカマーだ。瑞々しい歌詞を叩きつけるように歌うボーカルの牛丸ありさの凄まじさで客席を圧倒し、5曲を疾走。
yonige PHOTO:山内洋枝
そして、番組でもおなじみのバカリズムとマギーが登場。場内を見回しながら、「センターーー!、アリーナーーー!、3階ーーー!」と客席に呼びかけ、トップバッターのLittle Glee Monsterを呼び込む。
PHOTO:山内洋枝
彼女たちがステージに現れるやいなや、会場からは大きな歓声が飛ぶ。「(このイベントに)やっと出れて、とても嬉しいです!」と話し、自己紹介の代わりにと洋・邦の名曲、ヒット曲を次々にアカペラ・カバーで披露。その歌唱力をまざまざと見せつけ、客席も万雷の拍手で応える。来年2018年2月には、ここ横浜アリーナで2デイズ公演を行う彼女たち。ラストは11月8日にリリースするロック・チューンの新曲「OVER」を歌い、大盛り上がりの中35分のステージを締めた。
LittleGleeMonster PHOTO:山内洋枝
LittleGleeMonster PHOTO:山内洋枝
LittleGleeMonster PHOTO:山内洋枝
2組目は、昨年に続いての出演となるMrs. GREEN APPLEの5人。きらびやかなエレクトリック・ポップと、リズム隊とギターが作り出す重厚なサウンドが渾然一体となり、唯一無比のうねりを生み出す。何といっても魅力は、ボーカル大森元貴の低音からハイトーンまで自由自在に歌いこなす歌唱力だ。ドラマの主題歌となった2曲目から徐々に客席を盛り上げ、以降は一気に自分たちの世界へ巻き込む。4曲目では「自由に踊って下さい!」と会場を沸点寸前まで沸かしたと思うと、次の「鯨の唄」では壮大なバラードを聴かせる緩急自在なステージングで、オーディエンスを翻弄。最後は「ダサくきこえるかもしれませんが、心を込めて歌います!」と、メジャー・デビュー曲となった「StaRt」を演奏。メンバー全員が深々とお辞儀をしてステージを降りた。
Mrs.GREENAPPLE PHOTO:山内洋枝
Mrs.GREENAPPLE PHOTO:山内洋枝
Mrs.GREENAPPLE PHOTO:山内洋枝
続いてステージには大原櫻子が登場。小さな身体に大きな赤いアコースティック・ギターを抱え、「明日も」をアカペラで歌い出すや、会場からは大きな歓声が上がる。続く「青い季節」ではタオルを廻しながら、広いステージを右に左に駆け抜けオーディエンスを煽る。中盤には「失恋ソングですが、すごく前向きになる歌詞に注目して欲しいです!」と、11月22日にリリースされる新曲「さよなら」を、横浜アリーナの高い天井にまで響き渡るように、艷やかでパワフルな声で歌い上げた。バズリズム LIVE初参加の彼女は「こんなに広い会場で、こんなに素敵な出演者とご一緒出来て嬉しいです!」と、テンションMAXで「Jet Set Music!」を歌った。
大原櫻子 PHOTO:山内洋枝
大原櫻子 PHOTO:山内洋枝
大原櫻子 PHOTO:山内洋枝
続いては“バカリズムと”名義で、バカリズムが白いコットンのシャツに黒のパンツという出で立ちでステージに。8月にメジャー・レーベルから配信したバカリズム・作詞/秦基博・作曲の新曲「『いくらだと思う?』って聞かれると緊張する」を、5ピースのバンドを従えて歌う。スクリーンにはモデルの高田里穂が出演するMVが流れ、客席の「オチはいつ?」の期待をよそに最後まで大マジで歌いきる。終わった後はいつものバカリズムに戻り、初めて新曲をフルヴァージョンで人前で披露するも「長いっ!」と毒づきながら、「歌ってて途中で飽きちゃった」と明かし、客席の笑いを誘った。
バカリズム PHOTO:山内洋枝
バカリズム PHOTO:山内洋枝
ステージ下手花道から、ミニギターを小脇に抱えたナオト・インティライミが登場。大原櫻子の「明日も」を歌いながら登場するというサプライズ演出に、場内は大爆笑。1曲目から観客のハートをガッシリつかむと、あとはお祭り男=ナオトの面目躍如。広い会場をすっかり熱くさせた後、3曲目は再び下手花道に移り、「今のキミを忘れない」の冒頭を、なんとマイクを通さず地声で披露してオーディエンスを驚かせる。この日の公演直前まで世界中を旅していたというナオト。その模様はドキュメンタリーとして撮影され、11月23日から封切られる映画『ナオト・インティライミ冒険記 旅歌ダイアリー2』として劇場公開されるという。この日は、その予告編もスクリーンで上映された。ラスト2曲は「横アリAre you ready?」と叫んで、怒涛のお祭りナンバー2連発に突入。左右に大きく伸びた花道の端から端までタオルを振りながら走り回ったり、客席にゴム・ボールを蹴り入れたりと大暴れで、会場を「カーニバる?」化させ、濃厚な35分のステージが終了。
ナオト・インティライミ PHOTO:山内洋枝
ナオト・インティライミ PHOTO:山内洋枝
ナオト・インティライミ PHOTO:山内洋枝
そして、この日のトリはGENERATIONS from EXILE TRIBEだ。彼らの登場がアナウンスされるや、会場が震えそうなほどの黄色い大歓声に包まれる。暗転したステージから7名が浮かび上がり「PIERROT」からスタート。一糸乱れぬキレキレのダンス・パフォーマンスをこれでもかとみせつけ、さすがの貫禄で立て続けに3曲を披露した。さらに、「ナオト・インティライミさんから、バトンを受け継がせて頂きました。僕たちトリを務めさせて頂いて本当に嬉しいです!」と話し、「スペシャルな1日になるように皆さん楽しんでいきましょう!」と、「太陽も月も」へなだれ込む。ド派手なレーザーが飛び交う横浜アリーナは巨大なダンス・フロアと化した。
GENERATIONS from EXILE TRIBE PHOTO:山内洋枝
GENERATIONS from EXILE TRIBE PHOTO:山内洋枝
続いて、この興奮をクールダウンさせるかのように、数原龍友と片寄涼太のふたりが、バラードナンバーの「花」と、「空」のカバー2曲をじっくりと歌いこむ。龍友は久しぶりに歌った「花」で、「みんなの歓声を聞くと嬉しい半面、緊張しました」と明かし、続いては10月25日に発表されたばかりの新曲「BIG CITY RODEO」に。”Peak-a-boo(いないいないばあ)”をモチーフにしたというダンスを、中務裕太が観客に振り付け指導して新曲がスタート。ここからは怒涛のパーティー・チューンの連打だ。「Y.M.C.A.」では、左右の花道にメンバーがふた手に別れ客席を煽る。10,000人を超えるオーディエンス全員での”Y.M.C.A.”は感動的な光景に。この熱気のまま、ラストはGENERATIONSお馴染みの「AGEHA」へ。これ以上はないという盛り上がリの中、幕を閉じた。
GENERATIONS from EXILE TRIBE PHOTO:山内洋枝
最後はバカリズムとマギーが再び登場。ふたりも興奮冷めやらぬ状態で「凄かったね!いっぱい見られて良かったね!」と声をかけ、「明日も来てね!」観客を送り出し、4時間超にも及んだバズリズム LIVE 2017初日が終了した。同公演は、11月5日(日)にも同会場で行われる。
PHOTO:山内洋枝
なお、この日のライブの模様は『バズリズム02』で11月24日(金)深夜(一部地域で異なります。)に、『日テレプラス』(CS)で12月23(土)に放送を予定している。
※初出時に一部表記に誤りがございました。お詫びして訂正いたします。