「HKT48×48人の映画監督たち」試写会で宮脇咲良「全員主役っていうのがHKTらしさ」

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2017.12.16
「東映 presents HKT48×48人の映画監督たち」特別先行試写会の様子。

「東映 presents HKT48×48人の映画監督たち」特別先行試写会の様子。

HKT48の短編映画「東映 presents HKT48×48人の映画監督たち」の特別先行試写会が本日12月15日に東京・新宿バルト9にて開催され、HKT48メンバーの宮脇咲良、兒玉遥、松岡はな、監督の清水崇、横浜聡子、池田千尋が登壇した。

「東映 presents HKT48×48人の映画監督たち」は、12月27日発売のHKT48初のアルバム「092」のリリースに合わせ、48人の監督がメンバー1人ひとりのために短編映画を撮り下ろすという企画。それぞれの作品は、アルバム付属DVDにタイプ別特典映像として収録される。

全48作品が一挙に上映される今回の特別先行試写会。上映前に登壇した清水は、「『スター・ウォーズ(/最後のジェダイ)』の公開日なのにこっちへ来てくれてありがとうございます」と笑いを起こす。宮脇は、上映時間が11時間41分に及ぶことから「何よりも、皆さんが11時間も耐えられるか心配。最後まで寝ずにご覧ください(笑)」とファンを気遣った。

イベントでは本邦初公開となるトレイラー映像がお披露目された。清水が手がけたホラーサスペンス「見えない棘」で主演を務めた宮脇は、「本当に緊張して、人見知りしてしまいました。清水監督のユーモアあふれる冗談で明るくしていただいたんですが、2日目に心を開き始めたところで終わっちゃった」と現場を振り返る。12月13日放送の歌番組「2017 FNS歌謡祭」でAKB48の「サザエさん」のコスプレ姿を観たという清水は、宮脇について「僕の中で彼女はカツオくんなんですよ。『FNS』っていうタイトルでカツオくんをやってもらえばよかった」とジョークを飛ばした。

横浜が監督したフェイクドキュメンタリー「トチカコッケ」に主演した兒玉は、アマゾンから日本へ逃れてきた少女マルを演じた。劇中で民族風のメイクを披露していることから「最初は化粧や衣装に抵抗があったんですけど、時間が経ってくるうちにアリだなって思って、楽しくなってきました。最初は鏡で見て、自分の姿に引いてしまったんですけど」と告白。また兒玉は打ち合わせ時に「正統派をやってみたい」と発言したとのことで、横浜は「『まったく逆なんです、ごめんなさい!』って説明して。嫌われたらどうしようかと思った(笑)」と回想した。

ヒューマンドラマ「遠ざかって、消えていくもの」でタッグを組んだ池田と松岡は、現場を振り返り「楽しかったですねえ」と声をそろえる。松岡は「普段は妹なんですけど、映画の中ではお姉ちゃん役。どうしたらいいんだろうと思ったけど、小さい子が好きなのでできたと思います」とコメント。撮影前に家族役のキャストでリハーサルをしたという池田と松岡は、「お母さん役の渡辺真起子さんに『とりあえず、ご飯食べに行く?』って言われた」「ファミレスに、みんなでアイスを食べに行きました」とほのぼのとしたエピソードを明かした。

最後に清水が、この日登壇した監督3名が全員映画美学校出身であることに触れ「偶然にも3人同じ学校を出ているんです。この企画では、講師だった監督さんがほかのエピソードを撮っていたり、後輩も参加していたりする。48人の監督が本気で取り組んでいるのは作品を観ればわかると思うので、皆さん疲れていたとしても、48回それぞれを終わるたびに拍手していただけたらうれしい」と観客に呼びかける。そして宮脇は「全員主役っていうのがHKTらしさ。来年は、HKT全体として主役になれる1年にできればと思います。ぜひ自分の推しメン以外のタイプ(のアルバム)も買っていただきたい」とアピール。清水に「それ、秋元(康)さんに言えって言われたの!?」と驚かれると、「違います、自分の気持ちです!(笑)」と答えた。

(c)AKS (c)UNIVERSAL MUSIC LLC

音楽ナタリー
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