ROHシネマシーズン 2017/18、英国ロイヤル・バレエ『不思議の国のアリス』アンコール上映&ワディム“王子”からインタビュー映像到着

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2017.12.20
(左)ワディム・ムンタギロフ(右)ROH_バレエスペシャルフライヤー

(左)ワディム・ムンタギロフ(右)ROH_バレエスペシャルフライヤー


バレエ、オペラともに世界最高峰の名門歌劇場、英国ロイヤル・オペラ・ハウスの人気公演の舞台映像を、東宝東和株式会社配給で、TOHOシネマズ系列を中心とした全国の映画館で上映する『英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2017/18』。その中のバレエに関する特報が二つ飛び込んできた。

「不思議の国のアリス」 (C) ROH.Johan Persson

「不思議の国のアリス」 (C) ROH.Johan Persson

ひとつめ。12月の上映で大きな評判を呼び、連日大盛況となった本シーズン3作目 ロイヤル・バレエのバレエ「不思議の国のアリス」が、2018年1月5日(金)~11日(木)の1週間、TOHOシネマズ日本橋にてアンコール上映される。音楽・振付・美術・ダンサーなど、いずれの要素も卓抜にして豊か、SPICE編集子をも狂おしいまでに虜にさせた最強作品が奇跡のアンコールを果たす。見逃した方、もう一度ご覧になりたい方は、この機会を見逃すわけにはいかないだろう。

「不思議の国のアリス」 (C) ROH.Johan Persson

「不思議の国のアリス」 (C) ROH.Johan Persson

「不思議の国のアリス」 (C) ROH.Johan Persson

「不思議の国のアリス」 (C) ROH.Johan Persson

ふたつめ。このほど『英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2017/18』からのXmasプレゼントとして、英国ロイヤル・バレエの”王子”ことワディム・ムンタギロフがシネマシーズンの見所と日本への愛を自ら語る、インタビュー映像が公開された。

ワディム・ムンタギロフ インタビュー動画


2014年より英国ロイヤル・バレエ団のプリンシパルを務めるワディム・ムンタギロフ。舞台上での輝きはもちろんのこと、185cmという長身且つエレガントな姿から、世界中のファンに“王子”の愛称で親しまれている人気ダンサーの1人。昨年『英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2016/17』で上映された『眠れる森の美女』においても王子役で出演しており、映画館で日本のファンを魅了したことは記憶に新しい。

今回の映像では、新国立劇場 開場20周年記念公演『くるみ割り人形』のシーズン・ゲスト・プリンシパルとして来日していたワディムが『英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2017/18』について語っている。

ワディム・ムンタギロフ

ワディム・ムンタギロフ

『不思議の国のアリス』(2018年1月5日(金)~アンコール上映)、『くるみ割り人形』(1月19日(金)公開)、『冬物語』(4月20日(金)公開)、『バーンスタイン・センテナリー』(6月8日(金)公開)、『マノン』(6月22日(金)公開)、『白鳥の湖』(8月24日(金)公開)といった豪華演目が揃う本シーズンのラインナップにおいて注目作を問われると、「本シーズンの演目でハイライトを当てるとしたら、絶対に『白鳥の湖』です。僕の大好きな演目でストーリーも素晴らしく、愛と赦しを始め、全てが凝縮されていて音楽も美しい演目です。振り付け、音楽、ストーリーが見事に融合しています。」と、その魅力を解説。

ROH_バレエスペシャルフライヤー

ROH_バレエスペシャルフライヤー

また、映画館のスクリーンを通して世界中の人達に公演の感動と興奮を届けることができるシネマシーズンの取り組みについてワディムは、「今までバレエを観たことがない人にもいい機会だと思います。是非観に行ってほしいです。」とコメント。さらに映画館で初めてバレエを鑑賞するお客様に向けて「絶対に楽しんでもらえると断言します。僕たちダンサーはすごい努力をしていますので。それに今は、21世紀に入りバレエの芸術性は向上しています。ダンスと芸術が融合し始めているから、両方を同時に楽しめると思います。それに映画館へ行ってバレエの物語を知ることは、素晴らしい学びの機会だと思います。愛や愛する人のためにすべきことを教えてくれます。バレエを観れば、多くのことを学ぶことができますよ。」と自身の考えを語る。

ワディム・ムンタギロフ

ワディム・ムンタギロフ

“親日王子”としても知られるワディム、「日本は本当に大好きで、自由な時間があれば出かけるようにしています。箱根には何度か行って温泉に入ってみたり、泊まったりもしました。美しく静かでとても穏やかな気持ちになりました。現代生活は働きづめでせわしないから、旅先で1人で穏やかに過ごせる時間が大好きです。そこが日本の魅力ですね。日本食も健康的で本当に大好きです。目に入ったものは何でも買って食べちゃいます。」と来日時の楽しみを明かしました。さらに、インタビューの最後には「僕の同僚であるロイヤル・バレエのダンサーは皆、日本の観客が大好きです。皆さんの応援に応えようと一生懸命練習しているので、是非観に来てください。」と日本のファンに向けてメッセージを贈った。

なお、ワディムはシネマシーズンではロイヤル・バレエ『マノン』に出演する予定だ。

ワディム・ムンタギロフ

ワディム・ムンタギロフ

2018年1月は前述の『不思議の国のアリス』アンコール上映(TOHOシネマズ日本橋)に続き、19日(金)からは本シーズン4作目、ピーター・ライトの魅惑的な振付と世界中で愛され続けているチャイコフスキーの音楽が融合したバレエ『くるみ割り人形』が全国で上映される。英国ロイヤル・バレエ団が自信をもって贈る幻想的な世界を、映画館ならではの大画面と迫力ある音響が揃う最高の環境で、とくとご堪能あれ。

「くるみ割り人形」 (C) ROH.PHOTO 2017/18

「くるみ割り人形」 (C) ROH.PHOTO 2017/18

文=安藤光夫

上映情報
『不思議の国のアリス』アンコール上映
■公開日:2018年1月5日(金)~11日(木)(※1週間連続の公開に変更となりました)

■劇場:TOHOシネマズ日本橋
■劇場サイト:https://hlo.tohotheater.jp/net/schedule/073/TNPI2000J01.do
■振付:クリストファー・ウィールドン
■音楽:ジョビー・タルボット
■指揮:クン・ケセルス
■出演:ローレン・カスバートソン(アリス)、フェデリコ・ボネッリ(ハートのジャック)、ジェームズ・ヘイ(ルイス・キャロル/白ウサギ)、ラウラ・モレーラ(ママ/ハートの女王)、スティーヴン・マックレー(マジシャン/マッドハッター)

 
『くるみ割り人形』
■公開日:2018年1月19日(金)公開
■劇場:
北海道 ディノスシネマズ札幌 2018/2/17(土)~2018/2/23(金)
宮城 フォーラム仙台 2018/1/20(土)~2018/1/26(金)
東京 TOHOシネマズ日本橋 2018/1/19(金)~2018/1/25(木)
東京 イオンシネマ シアタス調布 2018/1/19(金)~2018/1/25(木)
千葉 TOHOシネマズ流山おおたかの森 2018/1/19(金)~2018/1/25(木)
神奈川 TOHOシネマズららぽーと横浜 2018/1/19(金)~2018/1/25(木)
愛知 TOHOシネマズ名古屋ベイシティ 2018/1/19(金)~2018/1/25(木)
京都 イオンシネマ京都桂川 2018/1/19(金)~2018/1/25(木)
大阪 大阪ステーションシティシネマ 2018/1/19(金)~2018/1/25(木)
神戸 TOHOシネマズ西宮OS 2018/1/19(金)~2018/1/25(木)
福岡 中洲大洋映画劇場 2018/1/20(土)~2018/1/26(金)
※ディノスシネマズ札幌劇場、フォーラム仙台、中洲大洋映画劇場でも公開いたしますが、公開日が異なります。詳しくは公式サイトをご確認を
■振付:ピーター・ライト
■音楽:ピョートル・チャイコフスキー
■指揮:バリー・ワーズワース
■出演:フランチェスカ・ヘイワード(クララ)、サラ・ラム(こんぺいとうの精)、ギャリー・エイヴィス(ドロッセルマイヤー)、スティーヴン・マックレー(王子)、アレクサンダー・キャンベル(ハンス・ピーター/くるみ割り人形)

 
■公式サイト:http://tohotowa.co.jp/roh/
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