A.B.C-Zの橋本と河合が村上龍原作舞台「コインロッカー・ベイビーズ」に出演!

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2015.10.6
村上龍

村上龍

コインロッカーを胎内としてこの世に生まれ出た若者の数奇な物語

1980年に発表された村上龍による小説「コインロッカー・ベイビーズ」が音楽舞台となって2016年6月4日(土)から赤坂ACTシアターにて音楽舞台化されることが決定した。

本作は、実際に起こったコインロッカー幼児置き去り事件を題材にしており、発表と同時に社会に衝撃を与え、第3回野間文芸新人賞受賞を受賞した作品。“コインロッカー・ベイビーズ”とは、コインロッカーに置き去りにされた本作の主人公であるキクとハシ二人のこと。密閉されたコインロッカーで何も出来ない、何をしても無駄に終わってしまうという、無力感。そして葛藤や屈服、反抗、逃走…、彼らを主軸に現代の若者を痛切に批判している、激しくもせつない物語であり、発売から30年以上たった今の世の中にも通じる要素をたくさん抱えている問題作だ。

主人公ハシとキクを演じるのは、橋本良亮(A.B.C-Z)河合郁人(A.B.C-Z)。二人のキャスティング理由について、本作のプロデューサーは、「橋本さんと河合さんは、お芝居と歌の表現力が長けていて、作品のメッセージにある、若者の持つエネルギー、純粋さ、可能性を、二人が秘めていると感じました。さらに、透明感あふれ、この役を演じる役者さんとして、最もふさわしい、と実感しました」と語っている。

一方、今回の出演について、橋本は「僕はハシ役でやらさせていただきます。僕の名前が橋本なので嬉しいです。このロングセラー小説を自分なりに自信をもってみなさんを満足出来るように橋本良亮頑張りたいと思います」、また河合は「大ベストセラー小説のコインロッカー・ベイビーズに出演できる事に今からワクワクしてます!僕の演じるキクはもの凄く強いキャラクターで想像もしたことのなかった人物像です。でも、魅力的なので、今から楽しみです!今までの河合郁人からは想像できないくらい、入り込んで役作りしたいと思っていますので、お楽しみに!」とコメントしている。

コインロッカー・ベイビーズは、生きる「音」を求め、失敗を繰り返す。あらがえない壁を壊すこと…それは東京の破壊だったり、妊婦を殺そうとして「音」を求めたりもするが、殺害や破壊では求めるものが手に入らないことを知る。生きることは、自分たちを支配する、絶対的強者を破壊し、心臓の「音」を探し当てることで、二人はコインロッカーから解放され、初めて生を受ける。

このメッセージが、音楽舞台という形でどのように伝えられるのか、楽しみに待ちたい。
なお、橋本・河合と共演する他キャストの情報は後日発表予定だ。

公演情報

「コインロッカー・ベイビーズ」
日程:2016年6月 4日(土)~ 6月19日(日)
会場:赤坂ACTシアター
原作:村上龍
脚本・演出:木村信司  
出演:
ハシ・・・橋本良亮(A.B.C-Z)
キク・・・河合郁人(A.B.C-Z) ほか

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