拳銃、手斧、刺身包丁二刀流で繰り広げられる殺戮劇　FPS（一人称視点）ゲームを思わせる『悪女／AKUJO』本編映像5分を解禁

2月10日（土）公開の映画『悪女／AKUJO』から本編映像の一部が解禁された。

『悪女／AKUJO』は、藤原竜也主演・入江悠監督によるリメイクでヒットを記録した『22年目の告白 -私が殺人犯です-』の原作『殺人の告白』で脚光を浴びたチョン・ビョンギル監督の最新作。犯罪組織の殺し屋として育てられ、最愛の人を殺された一人の女性が、国家直属の暗殺者として第2の人生を歩み、愛と裏切りに翻弄されながら最強の“悪女”と化していく姿を描く。多数の敵に囲まれて戦うようすをFPS（一人称）視点でとらえたアイデアあふれるアクションや、主演のキム・オクビン自らが挑んだ激しい戦闘シーンが大きな魅力となっている作品だ。

解禁されたのは、同作の冒頭5分のアクションシーン。主人公の殺し屋スクヒが様々な武器を使って敵を殺戮していくようすをとらえたもの。FPS（主観映像撮影）ゲームを思わせる一人称視点で、拳銃、手斧、そして巨大な刺身包丁を思わせるな短刀二刀流で屈強な男たちの命を奪いつつ、狭い建物を移動していく映像は臨場感満点。そのほか、拳銃をリロードしたり、疲労で息遣いが乱れる演出など、様々な工夫が見られる。本編の一部ながら、ネタバレを嫌う方は気をつけよう。

チョン・ビョンギル監督は、この疑似ワンカット映像を一人称視点で撮影するため、顎のあたりに特殊カメラを装着。FPSを全面採用した映画『ハードコア』を参考にしつつ、試行錯誤を重ねたという。なかでも、終盤にカメラの視点が一人称から切り替わり、鏡によってスクヒの顔が映し出される場面には、かなりのこだわりがあるとのこと。

映画『悪女／AKUJO』は2018年2月10日（土）、角川シネマ新宿ほかロードショー。