「ホームで戦えるのはアドバンテージ」…デビスカップに向け岩渕聡監督がプレドロー会見
2月2日より日本対イタリア戦が開催される『デビスカップ byBNPパリバ 2018 ワールドグループ』
『デビスカップ byBNPパリバ 2018 ワールドグループ』の1回戦となる、日本対イタリア戦が2月2日から盛岡タカヤアリーナで開催される。これに先駆けて、両チームの監督によるプレドロー記者会見が31日、会場の盛岡タカヤアリーナで行われた。
■日本の岩渕聡監督は、「(昨年9月の)ブラジル戦に続いてホームで戦えるのは心強いし、アドバンテージだと思っている」と監督就任から2連続の自国開催を歓迎しつつも、「メンバー的にイタリアは格上になる」とシングルス世界ランクでトップ100に入る4選手を擁する相手チームを警戒。「日本の選手たちはホームの利を生かしていつも以上の力を発揮してくれると思う。いい戦いをして、勝ちを目指していきたい」と意気込みを語った。
■今回は従来の4人からメンバーが5人に増やされた。岩渕監督は「最初にダブルスの(マクラクラン・)ベンと内山(靖崇)のダブルスが決まり、シングルスの選考では好調な杉田(祐一)とトップ100を維持しているダニエル(太郎)、そして前回のブラジル戦で白星がありシングルスもダブルスもできる添田(豪)という5人になった」と選考理由を説明。インドア・ハードの会場については「速さは望んでいたものにほぼ近い。日本選手が好きなバウンドが低めの状況も作れている」と地の利を強調した。一方、錦織圭の欠場については、「錦織のポジションを考えれば、いてくれれば心強い選手だが、まだ、デ杯で戦える状況ではなかった。次回以降、チャンスがあればプレーしてほしい」と語った。
■イタリアのコラド・バラズッティ監督は、「日本はいいチームなので難しい試合になるのは間違いない。タフな試合になることが予想される」としながらも、「(イタリアは)最高のプレーヤーを選考した」と自信ものぞかせる。「(コートは)はちょっと遅めだが対応できる範囲。ホスト国の日本が選んだコートに対応するだけだ。(外は寒いが)インドアで素晴らしい環境を用意してもらった」と余裕のコメントだった。錦織の欠場については、「素晴らしい選手なので、欠場は大会にとって残念だろうが、我々にはアドバンテージになる」と話した。
【日本代表メンバー】
杉田祐一(シングルス41位/ダブルス949位)
ダニエル太郎(シングルス100位/ダブルス1182位)
添田豪(シングルス159位/ダブルス447位)
内山靖崇(シングルス226位/ダブルス122位)
マクラクラン・ベン(シングルスなし/ダブルス36位)
【イタリア代表メンバー】
ファビオ・フォニーニ(シングルス22位/ダブルス87位)
パオロ・ロレンツィ(シングルス46位/ダブルス82位)
アンドレアス・セッピ(シングルス78位/ダブルス207位)
トーマス・ファビアーノ(シングルス79位/ダブルス494位)
シモーネ・ボレリ(シングルス172位/ダブルス168位)
(日本テニス協会公式メールマガジン「テニスファン」より転載)