チャイコフスキー国際コンクール<ピアノ部門>で27歳マスレエフ優勝
公式サイトのトップページより
世界で最も権威のあるコンクールのひとつで、4年おきに行われるのが、チャイコフスキー国際コンクールだ。チャイコフスキー生誕175年の今年、6月にロシアで開催され、7月1日、ピアノ部門で優勝したのは東シベリア(ウラン・ウデ)出身の27歳、ドミトリー・マスレエフだった。
一方、ヴァイオリン部門の1位は該当者なし。チェロ部門1位に、ルーマニアのアンドレイ・イオヌト・イオニツァ。女性ヴォーカル部門1位はロシアのユリヤ・マトチキナ(メゾソプラノ)、また男性ヴォーカル部門1位はモンゴルのガンバアタル・アリウンバアタル(バリトン)だった。。
今年は45か国から623人が参加、日本人は誰ひとり入賞には至らず。対照的に韓国勢は3人の入賞者を出した。
7月2日には入賞者とワレリイ・ゲルギエフ指揮マリインスキー劇場交響楽団によるガラ・コンサートが行われ、プーチン大統領も出席した。
コンクールにおけるドミトリー・マスレエフの演奏
<第15回チャイコフスキー国際コンクール入賞者>
■ピアノ部門:1位:ドミトリー・マスレエフ(ロシア)、2位:ルカス・ゲニュシャス(ロシア/リトアニア)、ジョージ・リー(アメリカ)、3位:ダニイル・ハリトノフ(ロシア)、セルゲイ・レチキン(ロシア)、4位:リュカ・デバルグ(フランス)
■バイオリン部門:1位:該当者なし、2位:曽宇謙(台湾)、3位:ガイク・カザリャン(ロシア)、アレクサンドラ・コヌノワ(モルドバ)、パーヴェル・ミリュコフ(ロシア)、4位:キム・ボムソリ(韓国)、クララジュミ・カン(ドイツ)
■チェロ部門:1位:アンドレイ・イオヌト・イオニツァ(ルーマニア)、2位:アレクサンドル・ラム(ロシア)、3位:アレクサンドル・ブズロフ(ロシア)、4位:パブロ・フェルナンデス(スペイン)、5位:スン・ミン・カン(韓国)、6位:ヨナタン・ローゼマン(オランダ)
■独唱部門<女子>:1位:ユリヤ・マトチキナ(ロシア)、2位:スヴェトラーナ・モスカレンコ(ロシア)、3位:マネ・ガロヤン(アルメニア)、4位:アントニナ・ヴェセニナ(ロシア):
■独唱部門<男子>:1位:アリウンバートル・ガンバートル(モンゴル)、2位:王傳越(中国)、3位:ユー・ハンスン(韓国)、4位:ドミトリー・グリゴリエフ(ロシア)