『コードギアス 反逆のルルーシュ展』レポート 原画・イラスト約170点! 新収録のキャラクター音声ガイドで辿る、ルルーシュの軌跡
『コードギアス 反逆のルルーシュ展』が、2018年2月3日(土)〜2月12日(月祝)まで、東京ドームシティ Gallery Aamo(ギャラリーアーモ)で開催される。劇場3部作公開を記念し、初の大規模な展覧会となる本展。厳選した原画・イラスト約170点を中心に、キャラクター音声ガイドやフォトスポットなど、“ギアス”ファンにはたまらない展示の見どころを紹介しよう。
まず、会場入り口では音声ガイド(別途有料500円)のレンタルをおすすめしたい。音声ガイドはルルーシュ(CV:福山潤)・スザク(CV:櫻井孝宏)・ゼロ(CV:福山潤)の3種類から好きなキャラクターを選ぶことができ、各キャラ11シーン、それぞれ新規収録となっている。筆者は、かなり迷ったものの「ルルーシュ」をチョイスした。
本展は、ルルーシュが歩んだ道のりを辿る内容となっている。ルルーシュが神聖ブリタニア帝国の第11皇子として生活していた頃、アッシュフォード学園の生徒だった頃……。ルルーシュの人生を振り返り、彼が作りたかった理想の世界、そしてその軌跡や結末を、全10パートで紹介していく。音声ガイドのルルーシュいわく、「なんだか少し恥ずかしいな、他人に自分の人生を見られてしまうのは。しかし不思議なもので、恥ずかしいと思う反面、俺が何を思い、どういう行動を取ってきたかを知ってほしい気もする」とのこと。冒頭からまさかの“デレ”全開で、思わずクスリと笑ってしまった。
序盤は、神聖ブリタニア帝国の皇子として、妹・ナナリーとともに安寧に過ごしていた幼少期、アッシュフォード学園での学園生活など、見ている側としても非常に心温まるパートとなっている。特に、昨年公開された『コードギアス 反逆のルルーシュⅠ 興道』では、シャーリーやミレイといった生徒会メンバーの出番は比較的少なかったのだが、本展では彼らにもしっかりとスポットが当てられていて、非常に懐かしく、同時にうれしい気持ちになった。
だが、その後「シンジュク事変」やC.C.との出会いによって、ルルーシュは仮面の男・ゼロとなり、彼を拒む世界への反逆を開始する。展示背景の壁も白から黒に変わり、「黒の騎士団」を中心としたゼロの空間を演出。先ほどの微笑ましい学園パートから、会場は一転して張り詰めた空気に包まれる。
本展覧会用にリメイクした等身大ルルーシュ像は、一般来場者も写真撮影ができるフォトスポットとなっている。小顔かつ、非常にスリムな等身大ルルーシュを、ぜひとも生で堪能してほしい。
続くパートからは、だんだんと見ていて胸の痛む内容が増えてくる。ルルーシュが望んだ優しい世界を手に入れようと伸ばした手からは、大切なものが次々と失われていく。ユーフェミア、シャーリー、ロロ……。各キャラの印象的なラストシーンが、原画とともにそれぞれ展示されている。
ナナリーを助けるために、ルルーシュがスザクに土下座をした「枢木神社」の再現セットでも、写真撮影が可能だ。
そしていよいよ、ゼロの正体をスザクが目の当たりにするシーン。ここでは、「対決」をテーマとする特別映像や、アニメーションの制作過程を紹介する映像も。展示ラストは、涙なしには見られない「ゼロ・レクイエム」。これまでの行動、失った多くの命に決着をつけるため、ルルーシュは最後の歩みを進めていく……。
展示会場の先に待ち受ける「アッシュフォード購買部」では、オリジナル複製原画やパンフレットを含めたイベント公式グッズを購入できる。また、会場出口付近に展示されている、メインアニメーターによる8種の書き下ろしイラスト色紙も必見だ。
明日から一般開催となる『コードギアス 反逆のルルーシュ展』は、2月12日まで。計10日間と短い会期となるため、ファンはこの機会を逃さないよう、ぜひとも足を運んでほしい。
本展終了後は、3月24日(土)より、大阪・大阪南港ATCミュージアムでの巡回展も予定されている。
Character Design (C)2006-2017 CLAMP・ST
日時:2018年2月3日(土)~2月12日(月祝)計10日間(休館日なし)
時間:【平日・日・祝】10:00~18:00
【土】10:00~19:00
*最終入場:閉館の30分前
会場:東京ドームシティ Gallery AaMo(ギャラリーアーモ)
公式サイト:http://showgate.jp/lelouch_ten/