吉高由里子「言葉のチョイスが不細工」と演出家にダメ出し~舞台「大逆走」

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赤堀雅秋作・演出の舞台「大逆走」いよいよ初日!

10月8日(木)、Bunkamuraシアターコクーンにて、舞台「大逆走」の公開稽古と記者会見が行われた。会見の場には、主演の北村一輝、大倉孝二、池田成志、吉高由里子、峯村リエ、趣里、濱田マリ、大鷹明良秋山菜津子、そして作・演出の赤堀雅秋が姿をあらわした。

演劇ファンのツボにささる豪華キャストで贈るこの舞台。現時点での手ごたえを問われると、赤堀は「手ごたえなど感じている余裕は一切なく…嘘でも手ごたえあるというべきでしょうが、幕を開けるまで必死です」と本音がこぼれた。

舞台出演が実に5年ぶりとなる北村は「稽古初日は正直初心に戻った感じ。稽古が進むにつれ、普通は安心していくものですが、逆に自分のアラやできなさ加減が見えてきて…周りのメンツもあまりにすごいのでそのプレッシャーも感じていて。出せる限りの力を出して、精いっぱい恥をかく覚悟で稽古に臨みました。まあ、やるだけやったかな?という感じです。あとは、失敗したらどうごまかすか、そこを考えるだけですね(笑)」と語った。


一方、今回舞台初出演となる吉高は、稽古の頃を振り返り「初めてのことで不安もドキドキもいっぱいあるんですが、稽古場はとても楽しくて稽古場に行きたくないと思うことがなかった。素敵な人たちと共演できて、初舞台に恵まれているなあと…本当に素晴らしい1か月でした」とシメのように語ってしまい、共演者から「終わってるよ(笑)」と突っ込まれると、それに乗っかるように「今までありがとうございました」と返し笑いを誘っていた。

ちなみに赤堀からの演出指導について質問が及ぶと、北村たちから「正直に言っちゃえ」とつつかれた吉高は「(赤堀は)比喩で例えることが多くて…ダイレクトな演出ではなくて…演出する言葉のチョイスが不細工で(笑)本当は優しい人だしいろいろな言葉を知っている人なのに、なんでわざわざその言葉をチョイスするのかな、って」とストレートに言うと赤堀や共演者はもちろん、詰めかけたマスコミからも笑い声が。「でもあたたかい人だからこそこういう事も言える」とフォローする吉高は、会見の後半では「さっきの発言、フォローの言葉も使ってください。(使わないと)恨みますよ」とマスコミに念を押していた。

一方、共演するベテラン俳優たちは、現在の心境を「この年で妊娠8か月の役、ありがたいです」(秋山)大倉「前回(「殺風景」)とは全く違うカラーの作品です。クソばかばかしいところとか、人間的なところか…以上!」(大倉)「吉高ちゃんの白目に濁りがないんです。そういう目に見られると私は(母親役として)なんてひどいことをしたんだと…」(峯村)「普通本番が来ると怖いんですが、今回はお客さんに早く会ってぶちまけたい」(濱田)「最年長といえば『重鎮』ということになりがちだが、今回はむしろ逆で、かなりアクティブにやらないと成立しない」(大鷹)「昔バレリーナになりたかったが怪我をして挫折した。今回舞台上で踊ることになり、せつないところもあるが嬉しさを感じている」(趣里)「年齢の幅も広くていろいろな分野でやってきた人が集まってどうなることかと思いましたが、本番を迎えればもっと一丸になれると思う」(池田)と、思い思いの言葉で現在の心境を語った。

最後に赤堀は「どういうお客さんの反応になるかわからないが、自分なりに20年やってきて演劇の醍醐味を追及した結果がこの作品。TVにも映画にもない、演劇のおもしろさを体感していただきたい」そして北村も「チケットも残りわずかと聞いているので、この記事を見たら慌ててチケットを取ってほしい(笑)」と積極的にPRしていた。

公演情報
シアターコクーン・オンレパートリー2015
「大逆走」
日時:10月9日(金)~25日(日)Bunkamuraシアターコクーン
   10月29日(木)~11月1日(日)森ノ宮ピロティホール
作・演出:赤堀雅秋
出演:北村一輝、大倉孝二、池田成志、吉高由里子、峯村リエ、趣里、濱田マリ、大鷹明良、秋山菜津子 ほか
公式サイト:http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/15_daigyakusou/index.html
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