坂本龍一、イニャリトゥ×ディカプリオ映画「レヴェナント」の劇伴制作

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2015.10.13
映画「レヴェナント:蘇えりし者」スコアリングセッションの様子。(c)2016 Twentieth Century Fox

映画「レヴェナント:蘇えりし者」スコアリングセッションの様子。(c)2016 Twentieth Century Fox

坂本龍一が、2016年4月に日本公開されるアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督、レオナルド・ディカプリオ主演の映画「レヴェナント:蘇えりし者」の音楽を手がけていることが明らかになった。

「レヴェナント:蘇えりし者」は、実話にインスピレーションを受けて制作されたサバイバルアドベンチャー映画。アメリカ西部の未開拓の荒野を舞台に、狩猟中に熊に喉を裂かれ瀕死重傷を負ったハンターが、自分を置き去りにした狩猟チームの仲間に復讐を果たすため、大自然の中を生き抜く姿を描く。

過去にアカデミー賞作曲賞を受賞した「ラストエンペラー」をはじめ、「戦場のメリークリスマス」や「リトル・ブッダ」といった映画の音楽を手がけてきた坂本。自身のオリジナル曲「美貌の青空」をイニャリトゥ監督の映画「バベル」に提供したことはあるが、同監督の作品で劇伴を手がけるのはこれが初めてとなる。イニャリトゥ監督は「やっと龍一と協力することができてうれしい」「彼は類まれな才能の持ち主で、私は長年にわたって彼の作品の大ファンだ」と述べ、坂本も「今、世界で一番力のある監督と仕事をする機会を得て、これ以上に光栄なことはありません」とコメントしている。

「レヴェナント:蘇えりし者」にはディカプリオのほか、「ダークナイト ライジング」「マッドマックス 怒りのデス・ロード」で注目を浴びたトム・ハーディも出演している。

音楽ナタリー
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