J、“永遠”を刻み続ける決意表明　赤坂BLITZライブレポート

ソロワーク通算10作目となるアルバム『eternal flames』を携えたJの全国ツアー『J LIVE TOUR 2015 - Live On Instinct -』が、10月10日（土）赤坂BLITZでファイナルを迎えた。

ツアー開始当初から、新曲を中心に構成されたセットリストながら公演ごとにその熱が高まってい声がSNS上を賑わし、各地で次々とが完売していったという今ツアー。最終日の赤坂BLITZはもちろんソールドアウト。フロアを埋め尽くしたオーディエンスを前にプレイされた楽曲たちは、新旧問わずに大合唱に包まれ、このアルバムとツアーが導いた特別なパワーがみなぎっていた。

「最後の曲にすべてを込めます。何かを壊そう」と語りかけた後に演奏された本編ラストの「break」。その冒頭で発せられた「止まらない！ 止まるな！ 止まるか！」というJの叫びは、まさにこの瞬間の心情をリアルに現した言葉だったと思う。

そしてアンコールでは、アルバム『eternal flames』制作に向けた覚悟と、ツアーを通じて体感した想いを明かした。

「このアルバムを作っていくにあたり、俺自身が前に進むためにまだまだ信じているもの、貫き通したいものは本当にあるのか？ そう問いかけるもう一人の自分との闘いだったし、ただ重ねてきたキャリアの上に“ハイ出来ました”っていう10枚目だとしたら、そんなもの出す意味もないしね。このツアーは全ての会場で奇跡が、もの凄いエネルギーが渦巻いてました。アルバムに『eternal flames』＝“永遠の炎”ってタイトルを掲げたけれど、実際、永遠なんて誰も見たことがないものかもしれない。でも俺はライブという空間で何度も永遠を感じてきたし、今回のツアーでも全ての瞬間がその永遠の一つなんだと感じた。ここから見えるみんなの顔は本当に素晴らしい、いい顔してる。それを見てると俺たちに不可能なんかないって思えるんだ。そんな最高の景色を、最高の永遠をどうもありがとう！　これからも一緒に、この永遠を追いかけ続けていこうぜ！」

そして、これまでに幾度となくライブで演奏され、その度にピークを更新するような熱量を放つ「Feel Your Blaze」でこの日のライブは幕を閉じた。

Jはこの後、12月18、19日にはアコースティックプロジェクト・Dessert Flame Frequency（D.F.F.）として、渋谷duo MUSIC EXCHANGE 2daysを行なうほか、年末からは10thアルバムを掲げた全国ツアー第二弾『J Live tour 2015～2016 light up the eternal flames』を開催する。Ｊは止まることなくその“永遠”を刻み続けるだろう。