アルミ製のポリゴン阿修羅や、創造性を掻き立てられる異空間作品を展示　町工場による企画展『多角形の創造』

企画展『多角形の創造 Creazione di poligoni（クレアツィオーネ ディ ポリーゴノ）』が、 2018年4月7日（土）～5月6日（日）まで、富山県高岡市の「Factory Art Museum TOYAMA」で開催される。

Factory Art Museum TOYAMAは、2017年4月にオープンした町工場が企画運営する金属アート美術館。アートを通じて人と人、情報と情報がつながる場を創造したいという想いから立ち上げられた。

オープン1周年記念となるこの企画展は、『多角形の創造 Creazione di poligoni』と題し、創造性を掻き立てられる異空間作品とアルミ製のポリゴン阿修羅をメインに展示する。作者は、製造業に携わる人々だ。作品は金属の曲げ加工に徹し、直線、平面で立体を表現することで、キラキラと光る金属の輝きや光の陰影などが楽しめる。

メインとなる作品のひとつ目は「BIOTRI（バイオトライ）」（製作：株式会社ヒラミヤ／神奈川県川崎市）。レーザーで切り出したパネルを曲げ、パネルとパネルを組み立てることで今ある空間の中に新しい空間を作り出す。金属が作り出す非日常を体感できる。

ふたつ目は「Polygon ASURA（ポリゴンアシュラ）」（製作：株式会社アイサク／愛知県豊田市)）。これは、厚さ0.3mmのアルミ板で作った阿修羅像だ。興福寺の阿修羅像をモデルにしており、大きさもほぼ同じで、製作にかかった時間は約200時間。仏像好きの作者のワクワクから生まれた作品を堪能してほしい。