『妖怪・ミイラ展~浮世絵から幻獣ミイラまで~』 日本で唯一現存する、妖怪「件(くだん)」の剥製も展示

2018.4.4
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『妖怪・ミイラ展~浮世絵から幻獣ミイラまで~』が、名古屋PARCO西館8階パルコギャラリーにて、2018年4月21日(土)~5月13日(日)まで開催される。

妖怪資料コレクターであり研究家として著名な湯本豪一氏が蒐集した国内最大級の妖怪資料「湯本 豪一コレクション」が、広島県三次市に寄贈された。同市は、平成31年春に「(仮称)湯本 豪一記念日本妖怪博物館(三次もののけミュージアム)」を開館し、コレクションの収蔵・展示を予定している。

百物語 お岩さん

今回はその資料の中から、葛飾北斎の浮世絵「百物語 お岩さん」「番町皿屋敷」など貴重な資料や、コレクションからの初の一般公開となる「百鬼夜行絵巻」「神農化物退治絵巻」「錦絵:白縫譚」「茨木童子図名古屋帯」など珍しい作品を展示。人魚・河童・烏天狗などのミイラ(正体は哺乳類、鳥類、爬虫類などの生物を加工したもの)を学術的な解説とともに紹介する。

件(くだん)

また、怪異蒐集家である木原浩勝氏が所有し、日本で唯一の現存する「件(くだん)」の剥製も展示。「件」は未来を予言し、その絵姿は厄除招福の護符になるとされていることから、「妖怪願掛け神社」を設置し、その御神体として展示する。希望者は「お守り」として「件」とのツーショットをインスタント写真で提供(別途500円税込)。書籍や雑貨などの妖怪グッズも販売される。

イベント初日には、妖怪研究家の湯本豪一氏と作家の木原浩勝氏が展示物を説明するギャラリートークも開催(13時~湯本氏、15時~木原氏)。妖怪ファンはもちろん、親子やカップルが楽しめるというだけでなく、昔の人々の生活と「妖怪」との「つながり」を知ることができる非常に珍しい展覧会となっている。

イベント情報

妖怪・ミイラ展 ~浮世絵から幻獣ミイラまで~
開催日時:2018年4月21日(土)~5月13日(日)
10:00~21:00 (最終入場 20:30) ※最終日は19:00まで(最終入場18:30)
会場:名古屋パルコ 西館8階パルコギャラリー
〔三次もののけミュージアム〕※平成31年春開館予定)
入場料金:
【当日】 一般 1,000円 高校生・中学生800円 小学生以下 600円
【前売】 一般 900円 高校生・中学生700円 小学生以下 500円
三歳未満は無料
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