小林幸子がゲスト出演!三宅裕司率いる「熱海五郎一座」の新作舞台『船上のカナリアは陽気な不協和音~Don't stop singing~』音楽リハーサルレポート
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小林幸子、三宅裕司(左から)
三宅裕司が座長を務める「熱海五郎一座・新橋演舞場シリーズ5周年記念 東京喜劇『船上のカナリアは陽気な不協和音~Don’t stop singing~』」が2018年6月、新橋演舞場で上演される。三宅のほか、渡辺正行、ラサール石井、小倉久寛、春風亭昇太、東貴博(交互出演)、深沢邦之(交互出演)ら東京喜劇のオールスターズが出演し、5周年の記念ゲストとして小林幸子を迎える。4月18日に東京都内で行われた音楽リハーサルの様子を写真とともにお伝えする。
三宅裕司(中央)
この日披露されたのは、三宅裕司&Light Joke Jazz Orchestraによる『少年時代 』Inst.(作曲:井上陽水、ビックバンド編曲:羽毛田耕士)、小林幸子の歌を加えた『もしかして』(作詞・作曲:美樹克彦、ビックバンド編曲:羽毛田耕士)の2曲。ドラマーとしてかなりの腕を持ちながら、終始楽しむ心を忘れない三宅と、伸びやかな声を持ち日本を代表する歌手である小林が、本格的なビッグバンドサウンドとともに見せた。
三宅裕司&Light Joke Jazz Orchestraは、音楽好きの三宅が2007年に結成した17人編成のビッグバンドで、「より多くの人にビッグバンドの素晴らしさを感じてほしい」という三宅の思いに賛同したプロミュージシャンによって構成されている。
三宅は、囲み取材で「楽しいですね。趣味と仕事が一緒になってしまいました。アレンジがいいし、やっていてアクセントがみんなと合うのがたまらないんですよ」とビッグバンドの魅力を語った。
三宅裕司
一方、2004年に伊東四朗座長のもと三宅裕司を中心とした第一線で活躍中の喜劇人たちが集結して旗揚げした「伊東四朗一座」。その「東京の笑い」を継承すべく、06年に三宅が旗揚げしたのが「熱海五郎一座」だ。小林幸子、真矢みき、浅野ゆう子など大物ゲストを毎年迎え、華やかなステージを展開し、14年に伝統ある大劇場・新橋演舞場に進出を果たしたのだった。
今回は、熱海五郎一座とビッグバンドとのコラボレーションが実現。ジャズと喜劇が融合するエンターテイメントになっている。
「東京喜劇と銘を打っているので、格好良さもあって、ずっこけるバカバカしさもあって、その落差で笑いを作りたい」と三宅。見所については「最初から最後までギャグが散りばめられ、予想のつかないストーリー。最後は感動的で、そこにビッグバンドの音楽とダンスが絡んでくるので、見所の連続だ」と話す。
小林幸子
今回のゲストである小林は「演歌界のラスボスとして君臨していたが突如、歌の世界から姿を消した演歌歌手役」を演じる。なかなかにシュールな役どころだが、小林自身は「台本をいただいて、爆笑しました。ものすごい面白いです」と出演を心待ちにしている様子。
「喜劇は一番すべてのお芝居を全部わかった上で成り立つものだと思うんです。それを熟知しているから、今回の舞台は、天才三宅裕司の集大成というか……」と話し、三宅に「終わっちゃうじゃないですか(笑)」とツッコまれていた。
小林幸子、三宅裕司(左から)
三宅は「最高のエンターテイメントになると思います。歌ありダンスありそして最初から最後までギャグの連続で大笑いしながら、ストーリーの最後は感動できる。何も考えないで、ただ笑って帰られるというお芝居。何も心配しないで、一番いい席で見てください」と話した。
小林幸子、三宅裕司(左から)
取材・文・撮影=五月女菜穂
公演情報
熱海五郎一座
東京喜劇 船上のカナリアは陽気な不協和音
〜 Don’t stop singing 〜
■会場:新橋演舞場 (東京都)
■日程:2018/6/1(金)~18/6/28(木)
■出演・構成・演出:三宅裕司
■出演:渡辺正行/ラサール石井/小倉久寛/春風亭昇太/東貴博(交互出演)/深沢邦之(交互出演)■ゲスト出演:小林幸子
■公式サイト:https://www.shochiku.co.jp/play/schedules/detail/2018_atamigoro/