「英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2018/19」のラインナップ11演目が決定

バレエ、オペラともに世界最高の名門歌劇場、英国ロイヤル・オペラ・ハウスの人気公演の舞台映像を全国の映画館で順次上映中する「英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン」の来期、2018/19ラインナップ11演目が次のとおり発表された。

◆ロイヤル・バレエ『うたかたの恋』（振付：ケネス・マクミラン）

◆ロイヤル・オペラ『ワルキューレ』（ワーグナー）

◆ロイヤル・バレエ 『ラ・バヤデール』（振付：マリウス・プティパ）

◆ロイヤル・バレエ 『くるみ割り人形』（振付：ピーター・ライト）

◆ロイヤル・オペラ 『スペードの女王』（チャイコフスキー）

◆ロイヤル・オペラ 『椿姫』（ヴェルディ）

◆ロイヤル・バレエ  『ドン・キホーテ』（振付： カルロス・アコスタ／マリウス・プティパ）

◆ロイヤル・オペラ 『運命の力』（ヴェルディ）

◆ロイヤル・オペラ 『ファウスト』（グノー）

◆ロイヤル・バレエ 『ウィズイン・ザ・ゴールデン・アワー』（ 振付：クリストファー・ウィールドン）／『（新作）』（振付：シディ・ラルビ・シェルカウイ）／『フライト・パターン』（振付：クリスタル・パイト）

◆ロイヤル・バレエ 『ロミオとジュリエット』（振付：ケネス・マクミラン）

上記のうち、SPICEが特に注目するのはロイヤル・バレエのトリプルビルだ。『ウィズイン・ザ・ゴールデン・アワー』は、今年日本でも新国立劇場バレエ団が上演するあの『不思議の国のアリス』を手掛けたウィールドンによる新作。そして日本でもおなじみシェルカウイも、彼のロイヤル・バレエ初作品として新作を創造する。さらにパイトの『フライト・パターン』は、今年2018年のローレンス・オリヴィエ賞で最優秀新作ダンス作品に輝いた超話題作だ。

ロンドンのコヴェント・ガーデンで上演されたロイヤル・バレエ団、ロイヤル・オペラによる世界最高峰のバレエとオペラを、全国の映画館で鑑賞できる「英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン」は、すべての上映作品において、ロイヤル・オペラ・ハウスで人気の高い案内人による舞台裏でのインタビューや特別映像等が追加されている。日本にいながらにして、そのボリュームある内容や劇場ならではの大迫力の音響＆大スクリーンに映し出される細やかな表情や美しい映像を楽しめるとは、科学技術の進歩に対して感謝の言葉しかない。

また、ロイヤル・バレエ団には、主役ダンサー・プリンシパルとして在籍する高田茜、平野亮一をはじめとする現役日本人ダンサーたちの活躍を観られることも同胞として嬉しいかぎりである。

ともあれ、王道の名作から近年のチャレンジングな作品まで揃えたバランスのとれたセンスのいいプログラム。現在上映中の2017/18プログラムも必見作が目白押しだが、2018/19のラインナップにはますます盛り上がらずにいられないだろう。配給は引き続き東宝東和株式会社。TOHOシネマズ系列を中心とした全国の映画館で順次上映。