オノ・ヨーコの60年を「東京」起点に再考、『オノ・ヨーコ 私の窓から』
オノ・ヨーコ『FROM MY WINDOW: Salem 1692』2002年、顔料/カンヴァス、個人蔵 ©YOKO ONO 2015
『オノ・ヨーコ 私の窓から』が、11月8日から東京・清澄白河の東京都現代美術館で開催される。
1933年に東京で生まれ、1952年に家族と共にアメリカ・ニューヨークに渡ったオノ・ヨーコ。コンセプチュアルアートの先駆者として、これまで約60年間にわたってアート、パフォーマンス、音楽など多彩な分野で表現活動を行ってきた。今年5月からはニューヨーク近代美術館で個展『Yoko Ono: One Woman Show, 1960-1971』が開催された。
『オノ・ヨーコ 私の窓から』は、これまで主に戦後アメリカ美術史の中で語られてきたオノの活動を、出身地である東京という都市の文脈で捉え直す展覧会。2年半にわたる東京滞在の集大成として1964年に刊行された詩集『グレープフルーツ』の膨大なタイプ原稿や、1962年に東京・赤坂の草月ホールで展示された指示絵画を変換した作品が日本初公開されるほか、オリジナルの手書きによる指示絵画や同書の初版本も展示される。さらに、オノが作家活動を開始するまでの関連資料や近年の作品なども見ることができる。
イベント情報
『オノ・ヨーコ 私の窓から』
2015年11月8日(日)~2016年2月14日(日)
会場:東京都 清澄白河 東京都現代美術館
時間:10:00~18:00(入場は閉館の30分前まで)
休館日:月曜(11月23日、1月11日は開館)、11月24日、12月28日~1月1日、1月12日
料金:一般1,200円 大学生・65歳以上900円 中高生700円
※小学生以下無料
※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方と付添者2名までは無料