『原点回帰プロレス』第三弾は7/3開催!納谷は試合後に海外武者修行へ
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5月15日に『原点回帰プロレス』第三弾の記者会見が行われた
『新間寿プロデュース 初代タイガーマスク佐山サトル認定『原点回帰』プロレス第3弾~世界マスクマン・トーナメント開幕戦~』の記者会見が、5月15日(火)に開催された。
当日は新間寿実行委員長などが出席し、第一弾の出場選手を発表。さらに、“大鵬三世”こと納谷幸男の海外遠征について発表があった。
新間寿会長
新間寿「みなさん、こんにちは。前回(3/29後楽園)、覆面被っていかがでございましたか? だいぶ長いこと(時間)被ったので、苦しみぬいた人もいたんじゃないかと思いますけども。次の7月3日の大会で特別試合(メキシカンの6人タッグマッチ)を1試合組みますので、そのときも全員取材陣、リングサイドではその1試合に限って覆面を被っていただきます。そして、タイガーマスクの復帰については、7月3日は、覆面のトーナメントの闘いでございますので、佐山サトルは見届け人としてリングサイドに陣取ります。そのほか、UWA(設立)を先日発表しましたように、UWAのコミッショナーに衆議院の谷畑孝先生、この方は前々から外国人招聘のときに福田赳夫先生のあとをつぎまして、私の方で依頼して外国人選手の招聘を谷畑孝先生の事務所でやっていただいております。今回もそのような形を取りたいと思います。そしてメキシコに関しましては、佐山サトルがカムバックしたいということでいろんなところからぜひ佐山タイガーにメキシコに来てくれとかヨーロッパに来てくれという話がありますが、ご承知のように当人は飛行機を理由にいまだにまだ海外をまわるという気持ちにはなっておりません。リングにカムバックするのが先なのか、外国に行くのが先なのか、それはまた追って記者会見をしようと思っております。それから、今回、私の息子の新間寿恒をUWAの海外国際部長として招聘窓口に加えました。7月3日から本当の新間寿プロデュースを実現したく思っております。これは佐山サトルさんとともに、いまのリアルジャパン、こないだ藤波辰爾がやりました試合(ドラディション4/20後楽園)を観に行きましたら非常に勢いがあって元気があった、リアルジャパンと比べると本当に10倍、20倍の場内における(熱気)、それから控室の空気というのはまったく違っておりました。これでは新間寿、タイガーマスクの佐山サトルが原点回帰プロレスと言うにはほど遠いなと。ということから今回は、UWAがすべて仕切って、選手もリアルジャパン関係なく、UWAが佐山サトルの旗印の下に招聘いたします。新日本プロレスの試合というのは第1試合から本当に熱の入った素晴らしい試合でした。藤波辰爾の(ドラディションで)こないだボブ・バックランドに会いに行ったときに控室の空気やら場内の空気を見ましたら本当にリアルジャパンの10倍、100倍の熱気があるなと。そのように私は感じました。7月3日にUWA、リアルジャパン提供のUWAが主宰する原点回帰プロレス、これを今日は私の息子(新間寿恒)から説明していただき、そしてこの中の1試合(メキシカンの6人タッグマッチ)だけ、またみなさんに覆面を被っていただいて取材をしていただきたいと思っております」
初代タイガーマスク
初代タイガーマスク「新間寿と私のアタマの中には、新日本プロレス全盛のときのイメージがずっと残りつづけています。それに比べたらどうしたらいいんだと言うことを新間さんにプロデュースしてもらって、ここ(プレスリリース)にあらわれてる文字、選手、試合形式、そのほかにも新間さんはこれを達成するために、シンクロナイズドスイミングじゃないですけど、足をバタバタさせてる状態じゃないですけど、ものすごく動いてくれています。タイガーマスクを200%活かしてくれてる。試合はもちろん、新間寿の手腕を見てほしい。そういうふうに思っています。みなさん期待してください」
■「世界マスクマン・トーナメント」の出場選手発表
その後、UWA海外国際部長・新間寿恒による「世界マスクマン・トーナメント」出場予定選手の発表とともに、“大鵬三世”納谷幸男の海外遠征について、新間寿実行委員長よりコメントがあった。
新間寿恒「世界マスクマン・トーナメントは計8名でトーナメントをおこなう予定です。7/3後楽園で1回戦4試合、次回後楽園で準決勝、決勝をおこないます」
新間寿「“大鵬三世”納谷幸男の海外遠征は明日(5月16日)、タイガーと新間がUWAの会長に会って、ぜひスーパー・タイガーともども海外の方へ1カ月くらい行ってもらえたらなと。それができるようになれば9月の試合には間に合って帰ってくるかなと思っております。武者修行で。本当は佐山ちゃんに行ってもらいたいんだけれども、飛行機は絶対に乗らないと言うので、そういうことを最初から聞いていたもんですから。『今回、飛行機に乗るということは絶対にないですよ』と」
「世界マスクマン・トーナメント」出場予定選手
▼スーパー・タイガー(第13代レジェンド王者/リアルジャパン)
▼ドス・カラスJr(エル・イホ・デ・ドス・カラス/メキシコ)
▼ドン・クロコダイル(オーストラリア)
▼“スーパー・デストロイヤーズ”アイン(国籍不明)
▼“スーパー・デストロイヤーズ”カイン(国籍不明)
▼UWA推薦選手?
▼UWA推薦選手②
▼交渉中1名(外国人選手を予定)
※後日6/6に発表。
※トーナメント出場選手以外にも“大鵬三世”納谷幸男(デビュー第4戦/リアルジャパン)、間下隼人(リアルジャパン)、佐藤光留(パンクラスMISSION)、岩崎孝(DDT)ほかが7/3後楽園大会に参戦。ほかの参戦選手は、6/6会見で発表予定。
■スーパー・タイガー「トーナメントを制していけるように覚悟を持って挑みたい」
スーパー・タイガー
リアルジャパンのスーパー・タイガー、納谷幸男からは、以下のようなコメントがあった。
新間寿恒「今回、(原点回帰プロレス参戦に)自薦他薦の選手が非常に多いんです。いま、この指止まれと言ったら50本の指が入ってくるので、その中から選んでやっていく形ですね。とくにメキシコの場合はティグレ・マスカラード(タイガーマスク)はレジェンドに当たるので、それでうちの父の名前が入ったということは、メキシコでは非常に評判というか、また日本に行ってオレも頑張りたいという(選手が多い)。なかには引退した選手もジムに行ってトレーニング始めたっていうヤツもいると。それはちょっと勘弁してくれよっていう(笑)。有名どころなんですけどね。ただ、『オレはメキシコで引退したけど日本では引退していない』と言われても、そこはちょっと違うと思うので。いい選手を選ばせていただきます」
S・タイガー「今回、覆面を被った世界のマスクマン・トーナメント、8名の中でどの選手と当たるか、前回闘ったドン・クロコダイルをはじめ、名だたる選手がまた集まってきていますので、どの選手と当たってもいいように、常に平常心で、それでいてしっかりと確実に、このトーナメントを制していけるように覚悟を持って挑みたいと思います」
納谷「自分も誰とやるのか詳しく聞いていないんですけども、組まれた相手としっかり闘いたいと思います。よろしくお願いします」
――納谷は当初タイトルマッチ(UWAアジアパシフィック王座戦)とされていたが?
初代タイガー「そうですね。まだ流動しているので、いま必要なのは実力というか、実力プラス、インターナショナルになってきますね。インターナショナル用の試合の練習もしないといけないですね。それに慣れさせないと。まだそれができないということですね。これから先の練習場も確保してもらったので、インターナショナル用の、かつて新日本プロレスがおこなっていたような外国人選手と闘うような対策を練る試合をできるようにして、それから(タイトル戦に)もっていきます」
――海外武者修行は7/3後楽園が終わったあとに?
初代タイガー「そうですね。リアルジャパンという世界の中で日本人選手だけと闘っていた状態がずっとつづいていましたので、それを打破するために、海外の選手と闘うにはどうしたらいいかというのがこれからの我々の宿題だと思うので、どんどん突き詰めていきたいと思います」
――7/3後楽園での納谷のタイトルマッチは延期?
初代タイガー「ちょっと延期させてください。海外選手との試合には間に合わないと思いますので。対処がですね。受け身の問題だとか、ロックアップの問題だとか。それからもっと迫力を出すこと。海外でも通用するような選手にこれからなっていくと思います」
――海外修行の場所は?
初代タイガー「いまちょっとメキシコを考えてもらっているんですけども。来年の幸男はトペをやるんじゃないかと思って期待してます」
新間寿「私はいままでファンに対していろんなものを提供してきたけれども、今度は自分が観客の立場になってみて、こういうことをやったらおもしろいなとか、こういうことしてくれればよかったと思うことがずいぶんあるわけ。そしたら今日、佐山ちゃんがいきなり、『幸男、トペいけよ』と話したから」
――初代タイガーマスク復帰の見通しは?
初代タイガー「いまスタミナの練習から入ってますので、自転車トレーニングをずっとやってます。スタミナがないとまずできませんので。大丈夫かなと思ってます。頑張ります。 電動(自転車)? 殿堂に入るとかじゃなくて電動(自転車)?(笑)」
新間寿「これからリアルジャパン、UWA提供のいろんなおもしろいもの提供しますので。また私も考えますし。こないだ毎日新聞も(3/29後楽園を報道)。毎日新聞がなにに着目したかというと、マスコミの取材の人たちが覆面を被って取材をしたってことなのよね。佐山サトルはカムバックめざしていま自転車トレーニングに入りましたので、7月はちょっと無理かもしれないけど、その次、9月あたりにはカムバックできるんじゃないのかなと。当人が(体重を)あと10kg減らして、脚力がなければダメだということで太股をもっと大きくしてヒップアップした体型に戻すということですから。ただ自転車やっていて、ここのところ遠くまで行きすぎたので尾てい骨が痛いと言って」
初代タイガー「痛いですよお(苦笑)」
新間寿「なにはともあれ、新間寿とタイガーマスクが組んで、新しいというか昔に還れということで、いつでも思い出し、そしてあの時代はと思って懐かしむのが新日本プロレスのタイガーマスクがいた時代で、視聴率が20%から30%の間を上下していた。そのリング上のすごさ、素晴らしさというのは、あの時代でしか味わえなかった。いまどこの団体のリングを観に行ったって、たとえば61分3本勝負と言ったって60分闘ったのは(ジャイアント)馬場さんもできたし(アントニオ)猪木さんもできた。タイガーマスクだって、ヨーロッパでもやったしメキシコでもやってきた。あの高地のメキシコ(シティー)で30分やるということは普通の海抜からすれば3倍くらいの労力になる。メキシコ(シティー)では2400メートルだから、猪木さんも途中でリング下にほっぽり出されて、私がリングサイドで見ていたときに、東京スポーツの記者が一生懸命メモを取っているところで、猪木さんが来て肩に手を当ててなにを言ったかといえば、『新間、オレはギャラ要らないから空気よこせ』と。それくらいきついところだったと。東スポの記者は何回も(猪木の海外遠征に)行ったからね。ヨーロッパでも。だから私の夢は、東スポの一面を飾ることができれば、私はいつこの世から去ってもいいなと。そういう思いは抱いております。東スポ一面カムバックが、リアルジャパン提供UWAが主催する原点回帰プロレス、タイガーマスクをまじえたこの団体の眼目であり、そして一大悲願である。そういうことを付け加えておいてください。お願いいたします」