ロン=ティボー国際音楽コンクールはじまる
国際コンクールピアノ部門の当たり年
Concours Long-Thibaud-Crespin 公式You Tubeチャンネルより
ショパンコンクールはチョ・ソンジン(韓国)の優勝で幕を閉じた。
毎晩のようにコンクールの配信を見ていた人もいるのではないだろうか。高音質でカメラワークもなかなか凝っていたと個人的には思っている。現在もYou Tubeで見ることができるので期間中に配信を見られなかった方、まだまだショパンに浸りたい方は是非ご覧いただきたい。
今年は国際コンクールのピアノ部門が多く開催される。9月のリーズ国際、10月のショパン国際。そして今度はロン=ティボー国際だ。
このコンクールは1943年にヴァイオリニストのジャック・ティボーとピアニストのマグリット・ロンによって設立された。当初はピアノ、ヴァイオリン部門を同時に開催していたが、財政難などの理由から近年は1年に1部門で行っている。また、2011年からは声楽部門も加わった。そのため、レジーヌ・クレスパンの名前も含めて、Concours Long-Thibaud-Crespinと表記される(日本語ではロン=ティボー=クレスパン財団主催国際音楽コンクールである)。
第1回の優勝者はサンソン・フランソワで、その他にアルド・チッコリーニやスタニスラフ・ブーニンもいる。また、日本人では野原みどりさん(今回は審査員を務める)や田村響さんが優勝している。
このコンクールもショパンコンクール同様、ライブ配信を行っている。まだ数日は深夜までパソコンから離れられなくなりそうだ。