祝・開幕!「プリンス・オブ・ブロードウェイ」初日パーティーに潜入!

2015.10.24
レポート
舞台

「プリンス・オブ・ブロードウェイ」

感謝、幸せ…喜び溢れる宴の模様をレポート!

すでに公演の模様をお届けしているミュージカル「プリンス・オブ・ブロードウェイ」。初日終演後、公演が行われた東急シアターオーブ内のカフェにおいて、出演者やスタッフを交えた初日祝いのパーティーが催された。会場にはハロルド・プリンスはもちろん、柚希礼音ほかキャスト全員が顔を揃え、お酒や軽食を楽しみながら喜びを分かち合った。

乾杯の発声はもちろんハロルド・プリンス!「この61年間の演出家人生の中でこんなにも優れたキャストと一緒に働いたことはありません。このショウを日本に持ってくることができたのは多くの皆さまのおかげです。すべての皆さまにお礼申し上げます。オーディエンス諸君、乾杯!」とコールすると会場のあちこちから「Cheers!」の声が沸き起こった。その後はキャストやスタッフがあちこちで歓談、ときに記念撮影に興じていた。

「プリンス・オブ・ブロードウェイ」

「プリンス・オブ・ブロードウェイ」

「プリンス・オブ・ブロードウェイ」

宴の途中で、トニー・ヤズベック、柚希礼音、ラミン・カリムルー、ブリヨーナ・マリー・パーハムがステージにあがり、マスコミからの質問に答えた。

「プリンス・オブ・ブロードウェイ」

Q.初日を終えた感想は?

ブリヨーナ「日本での公演は本当に素晴らしかった。日本でたくさんのファンの方々と素晴らしいキャストとスタッフに囲まれてこの仕事ができることを幸せに思います」

ラミン「NYで6週間稽古をして、日本で演じることを本当に楽しみにしていました。たくさんの方に観ていただけて楽しんでいらっしゃることをうれしく思っています」

柚希「私は初めての女性役なので、皆さまが大丈夫かな?受け入れてくれるかな?と、とても心配でしたが、勇気をもってやるしかないと思ってやりました。その結果、皆さまが拍手をくださったので、本当に今ホッとしています。まだまだ課題はありますが明日からも頑張ってやっていきます」

トニー「本日、お客様に温かく迎えていただいて幸せに思っています。お客様がどんな反応をされるか不安でもあったのですが、お客さまがこの作品を愛してくださったことが私たちにも伝わりました」

「プリンス・オブ・ブロードウェイ」

Q.ハロルドとスーザンに稽古をつけていただいたことについて。

ラミン「ハロルドもスーザンも本当にエネルギーがすごいなと感じた6週間だった。朝から夕方まで稽古を続け私たちも疲れていたりしましたが、二人のエネルギーは切れることがなく、特にハロルドは元気いっぱいで!スーザンからもたくさんのことを教えていただいたし、たくさんのインスピレーションもいただいた。稽古初日から二人は私たちを友人のように接してくださった。感謝しています」

柚希「お二人とも、いいところを伸ばそうとする方々で、ハロルドさんも『礼音のこの低い声は長所、みんなこんな低い声がある訳じゃないから』と言って会うたびにワンダフル!ビューティフル!とほめてくださった。“ほめて育てる”ということをしてくださいました。(振付の)スーザンさんは、演出もされているということで、すごくお芝居の入った振りをつけてくださるのですごくやりやすくて。『やりにくいことはないか?』といつも聞いてくださったり。お二人とも共通して一流の方はその人のいいところを伸ばされるんだな、と感じました」

ラミン「私たちは本当にハロルドに感謝しています。たくさんのことを教えていただきましたし、舞台や演劇についてもたくさん教えていただきました。スーザンさんの振付は一番いい!といっても過言ではないと思います。この二人が一緒に仕事をする、コラボレーションをするということはとても貴重なこと。だからこそ、さらにすばらしいものをみなさまに披露できると思います」

「プリンス・オブ・ブロードウェイ」

Q.ハロルド・プリンス作品で一番好きな演目は?

トニー「僕が一番好きなのは『ウエスト・サイド・ストーリー』です。僕はこの作品で育ったといっても過言ではないです。主人公が歌って、踊ってと本当にドラマティックな作品なんですが、この作品は僕のキャリア形成にもすごく影響があった作品でした」

「プリンス・オブ・ブロードウェイ」

ブリヨーナ「私は『キャバレー』。小さいころからヒロインのサリーにあこがれていましたが、サリーを黒人が演じたことは今までなかったので、今回この役を演じられることは光栄に思っています。本当にうれしいです」

「プリンス・オブ・ブロードウェイ」

ラミン「好きなものは『オペラ座の怪人』なんですが、この作品は僕の人生を本当に変えた作品なんですが、最初にこの作品を観たときは本当に衝撃を受けました。そして舞台を観た友人と僕が最年少でこのファントム役を演じることができるか賭けをしたんです。そしてその賭けに勝ちまして!とはいえ、実は「ショウ・ボート」も好きなんです」

「プリンス・オブ・ブロードウェイ」

柚希「もともと好きだったのは『オペラ座の怪人』ですが、6週間、稽古をやっているとどれもいい曲で、なんでこんなにいい曲がどの作品にもあるんだろう、と…。いい曲ばっかりだから決められないです!」

「プリンス・オブ・ブロードウェイ」

会見のあと、キャストは再びパーティー会場のあちこちに散らばり、マスコミ各社の個別インタビューに応じたり(トニーと柚希は常に取材陣に囲まれていた!)、談笑にふけったりと楽しんでいるうちにあっという間に宴も“終演”となった。

※こぼれ話:ブリヨーナに「私も『キャバレー』が一番好きなんです」と伝えたところ、「気が合うねー!」と喜びながらハグしてくれました。人との距離を縮めるのが上手な方でした♪

最後に公開稽古の模様をもう1枚。この続きはぜひ東急シアターオーブで!

「プリンス・オブ・ブロードウェイ」


 

公演情報

ワールドプレミア ミュージカル
『プリンス・オブ・ブロードウェイ』

演出:ハロルド・プリンス
共同演出・振付:スーザン・ストローマン
出演(アルファベット順):ジョシュ・グリセッティ、シュラー・ヘンズリー、ラミン・カリムルー、ナンシー・オペル、ブリヨーナ・マリー・パーハム、エミリー・スキナー、マリアンド・トーレス、ケイリー・アン・ヴォーヒーズ、トニー・ヤズベック、柚希礼音/市村正親[声の出演]

【東京公演】
2015年10月23日(金) 〜 11月22日(日)
東急シアターオーブ(渋谷・ヒカリエ11階)

【大阪公演】
2015年11月28日(土) 〜 12月10日(木)
梅田芸術劇場メインホール

問い合わせ:梅田芸術劇場 【受付時間】10:00~18:00
[東京]0570-077-039
[大阪]06-6377-3800