「部活みたいな作品。汗かいてます」ふぉ~ゆ~が魅せるオムニバスワールド!舞台『年中無休!』いよいよ開幕
-
ポスト -
シェア - 送る
(左から)八十田勇一、越岡裕貴、辰巳雄大、福田悠太、松崎祐介、大高洋夫
ジャニーズ事務所の「ふぉ~ゆ~」(福田悠太、越岡裕貴、辰巳雄大、松崎祐介)が主演する舞台『年中無休!』が、2018年7月26日(木)から、東京・シアター1010にて開幕した。初日直前にゲネプロ(最終通し稽古)が公開され、その後の囲み取材にはふぉ~ゆ~の4人と八十田勇一、大高洋夫が登壇し、初日を目前にした今の心境を語った。
本作は、1990年代に沸き起こった「小劇場ブーム」を牽引した劇団の一つ「カクスコ」の代表作。リサイクルショップ朝日堂の社長と社員6人の何気ない日常をオムニバス形式で描いた作品。今回の上演に際し、新たにウォーリー木下を演出に迎え、カクスコ×ふぉ~ゆ~×ウォーリー木下のコラボから新たな『年中無休!』が誕生した。
舞台『年中無休!』
舞台『年中無休!』
劇中冒頭では、毎公演どうなるか分からない、セットを使った「何か」が行われる。その後は「岡林」「テッペリン」「サンドイッチ」といったオムニバスのタイトルがステージのどこかに表示され、朝日堂の中で起こる様々な出来事が描かれていた。なかではアカペラで「A lover's Question」「ナッシング・トゥ・ハイド」を歌う場面や、ショップの中にある様々な小物を使ってストンプを披露、また6人によるダンスや、映像マッピングが盛り込まれ、時にクスリと笑わせ、時に身を乗り出したくなるような仕掛けが満載の舞台となっていた。
舞台『年中無休!』
舞台『年中無休!』
ゲネプロ終了後の囲み会見前にはそれまでの緊張がほぐれたのか、取材陣のガンマイクに顔を近づけた辰巳と福田が「チェック、ワン、ツー」と音声チェックを務め、笑いを取る一幕も。
その後、会見が始まると辰巳は「今日、初めてステージ上で照明、音響など何もかもアリアリで初めて通してみたんですが…こんなに疲れるものかと思いました」と苦笑いを浮かべる。
福田は「オムニバス作品なので、その間にいろいろなエンターテインメントを入れていきたいと思い、自分たちの意見やみなさんの意見を合わせて作りました」と製作過程を説明した。
マイクみたいな髪型と言われ、やおら整える松崎さん
今回やりたいことの一つとして、芝居の中に入れた「アカペラ」ついて触れられると、松崎は「逆にどうでした?」と屈託のない笑顔で質問返し。その松崎に向かって辰巳は「アカペラをやるために(松崎は)マイクみたいな髪型にして…」と笑わせる。当の松崎は自分の髪をなでながら「この機会にぜひ、アカペラを集めたCDデビューを狙っていきたいです」と強気発言。そこに福田も「ミュージシャンや演奏の方のお金が掛からない分、低コストでいいと思います!」と乗っかって笑いを取っていた。。
舞台『年中無休!』
アカペラ、ストンプ、マッピングと言葉を使わないパフォーマンスも多い事を踏まえ、福田は「北千住を飛び出して、世界に向けてこの6人で行きたい」と力を込める。
八十田さんをいじり始めるふぉ~ゆ~
越岡は作品の中で特に好きな場面を問われると「最後のオムニバス『鉄骨』がいちばん好きです。八十田さんが腿を震わせながら頑張っている姿に感動するんです」と語った。八十田は「ふぉ~ゆ~が皆30代になり、僕と大高さんだけが50代…想定外の話ですよ。太ももがプルプルして立っているのが辛いです(笑)」と体力面での本音をのぞかせる。一方、大高はふぉ~ゆ~と一緒に舞台をやることについて「めっちゃ楽しいですよ。(本作が)ふぉ~ゆ~のいちばんおもしろい作品になるんじゃないかな」と褒めていた。
舞台『年中無休!』
その後もそれぞれが「部活みたいな作品。汗かいてます」「男性だけ、という舞台は初めて。男たちの芝居の闘いを届けていきたい。年中無休で!」「男だらけの世界を女性に覗いていただきたい。そして男性には『分かる、分かる』と思っていただきたい」と口々に作品の魅力をアピールしていた。
取材・文・撮影=こむらさき
公演情報
■日程:2018年7月26日(木)~8月6日(月)
■会場:シアター1010
■日程:2018年8月9日(木)~12日(日)
■会場:サンケイホールブリーゼ
■日程:2018年8月17日(金)
■会場:鎌倉芸術館 大ホール
■日程:2018年8月24日(金)~26日(日)
■会場:愛知県産業労働センター ウインクあいち 大ホール
■脚色:登米裕一
■演出:ウォーリー木下
■出演:福田悠太、越岡裕貴、辰巳雄大、松崎祐介 / 大高洋夫、八十田勇一
■公式サイト:http://www.tohostage.com/nenjuu/