まるでアニメの世界!?開湯1300年の渋温泉へ

2015.10.25
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長野県北部にあり、奈良時代からの歴史を誇る、由緒ある古湯「渋温泉」。宮崎駿監督作品「千と千尋の神隠し」の世界を髣髴とさせる、ノスタルジックな温泉街が人気を呼んでいる。

特に、創業約250年の宿「金具屋」は有名。自家源泉を4つ所有し、宿泊客は船室が異なる3つの大浴場と、5つの貸切風呂を満喫できる。また、宮大工が手がけた、部屋ごとに建具や間取りが異なる、和室と館内の作りは必見だ。なかでも、1936年に建てられた「斉月楼」は、建築当時は極めて珍しかった、木造4階建て。3年かけて完成させた、日本の伝統建築技術の粋を集めた、旅館建築の総決算。見るからに、アニメの世界に引き込まれそうな、幻想的な雰囲気に満ち溢れている。

渋温泉では、同温泉の宿泊客に9つの外湯も開放している。効能が異なる9つの温泉をめぐり、祈願手ぬぐいにそれぞれスタンプを押して回る「九湯めぐり」は、厄除け、不老長寿などに利益があるとされる、温泉地ならではのエンタテインメントだ。

グルメでは郷土料理が楽しめる「馳走家 流有 Ru」へ。ステーキやたたきで味わえる信州牛のほか、信州豚のとんかつ、キノコ料理などがそろう。

また「もとや」では信州サーモンや信州茸おろしといった地元の名物を、地酒とともに楽しむことができる。

冬を迎えると、世界的に有名な「地獄谷野苑公園」がオンシーズンに。約160匹の野生のニホンザルが温泉にのんびり浸かる光景は、ぜひ見て帰りたい。【東京ウォーカー/記事提供=東京から行く!奇跡の絶景に出会う旅】

※記事の内容は、ウォーカームック「東京から行く!奇跡の絶景に出会う旅」から一部抜粋、再構成したものです