2019年、喜寿を迎える松本白鸚主演で『ラ・マンチャの男』日本初演50周年記念公演

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2018.8.17


2019年秋、ミュージカル『ラ・マンチャの男』日本初演50周年記念公演が東京・帝国劇場ほか大阪・仙台・名古屋でおこなわれる。主演は2019年に喜寿を迎える松本白鸚。同一ミュージカル作品の主演を50年も演じ続けるという前人未到の偉業に挑む。また、瀬奈じゅんら、新たなキャストも登場する。

『ラ・マンチャの男』は、聖書に次いで世界的に読まれているスペインの国民的小説「ドン・キホーテ」を原作としたミュージカルで1965年にブロードウェイ初演。翌年のトニー賞ではミュージカル作品賞を含む計5部門を受賞。

日本では1969年の初演より松本白鸚(初演当時の名は市川染五郎)が主演し、翌70年にはブロードウェイからの招待を受けて、マーチンベック劇場にて全編英語で現地の役者と渡り合い、計60ステージに立った。その後、松本幸四郎の名での上演を含めて今日までの上演回数は1,265回に上る。

今回の『ラ・マンチャの男』では、白鸚演じるドン・キホーテが想い姫と慕うアルドンサ役に、2009年に宝塚歌劇団を退団後、数々の大作ミュージカルに出演、2012年には「第37回 菊田一夫演劇賞」「第3回 岩谷時子・奨励賞」を受賞した瀬奈じゅんがこの舞台に挑む。

松本白鸚 コメント

1969年の帝国劇場での初演以来50年、来年2019年の喜寿に『ラ・マンチャの男』をまた演じることが出来るのは、唯々「感無量」のひとことに尽きます。決して煌びやかで明るくなく、寧ろ暗く重い哲学的な内容の『ラ・マンチャの男』が半世紀を経てもお客様に支持を頂けることは、私にとっては、まるで奇跡の様に思われます。

公演情報

『ラ・マンチャの男』
 
■公演時期・会場:
2019年10月 帝国劇場
2019年9月大阪・仙台・名古屋(詳細は後日)

 
■キャスト(★は新キャスト):
セルバンテス/ドン・キホーテ: 松本白鸚
アルドンザ: 瀬奈じゅん★
サンチョ: 駒田 一
アントニア: 松原凜子★
神父: 石鍋多加史
家政婦: 荒井洸子
床屋: 祖父江進
カラスコ: 宮川 浩
マリア:白木美貴子

牢名主: 上條恒彦
ほか
■脚本:デール・ワッサーマン
■作詞:ジョオ・ダリオン
■音楽:ミッチ・リー
■訳:森 岩雄、高田蓉子
■訳詞:福井 崚
■振付・演出:エディ・ロール(日本初演)
■演出:松本白鸚
■演出スーパーバイザー:宮崎紀夫
■プロデューサー:齋藤安彦、塚田淳一
■製作:東宝
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