【RUSH BALL 2018 クイックレポ】TOTALFATがぶち上げスタートダッシュで、観客のパーティスイッチを押しまくる
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TOTALFAT
RUSH BALL 2018 TOTALFAT
前説を務めた、主催イベンター・GREENSの力竹 a.k.a.“ラシュボ兄さん”とFM802 DJ大抜 卓人が「トップバッターは、『RUSH BALL』には欠かせないあのバンド!」と呼び込み。2人と舞台袖でハイタッチをして、勢いよく登場したのはTOTALFATだ。Jose(Vo/Gt)が「おはようございます! みんなにお願いがあります……準備運動しっかりしといて! 1曲目から飛ばしていくぞー!」とアナウンスして、「Broken Bones」でタフな面々が並ぶ2日目の幕を開ける。のっけから、サークルにジャンプの嵐が巻き起こる盛り上がりに、メンバーも満面の笑み。続けざまに、「Phoenix」を投下。Kuboty(Gt)のギターフレーズが冴えわたり、Bunta(Dr)のドラムもバースト! 力強いグッドメロディが響き渡り、会場のテンションもグングンと上昇していった。
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『RUSH BALL』20周年を観客と共に祝おうと、雲一つない青空にぴったりなナンバー「晴天」で高く、高くジャンプし喜びを分かち合う。まだまだこれからだと言わんばかりに、ご機嫌なパンクチューン「You Goddamn Song」を畳みかけ、泉大津の会場全体をダンスホールに変えてみせた。
Shun(Vo/Ba)はMCで、「20年もの間、西日本の、この大阪の地で、『RUSH BALL』が植え続けたタネがこの景色を作ってます。続けることだけが目的じゃないかもしれないけど、続けなければ見れない景色や成長があると思います」と語る。続けて、「俺たちは今日、ここにまた新しいタネを植えにきました! 音楽で繋がって、一緒に気づいて、覚醒していきましょう。8月26日、今日、大阪にもしっかりタネが根付きますように」と切り出して、「Seeds of Awakening」をプレイ。この曲を含め、ここまでほとんどが10月3日(水)にリリースするニューアルバム『Conscious+Practice』に収録された新しい楽曲ばかり。節目となる20周年のステージだからこそ、新たな挑戦を仕掛けていく、そして次へと繋げていく意識を観客と共有する、前のめりな姿勢に胸を撃たれた。
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そんなバンドの想いに応えるがごとく、終始フロアが波打ちもみくちゃの大騒ぎ。「パーティスイッチを押しまくれ!」とJoseが煽って「PARTY PARTY」を、そしてラストナンバー「ONE FOR THE DREAMS」で、どれだけ楽しめるかどうか限界を突破する勢いを叩き出し、今日1日が最高の1日になるという確信を持たせてくれるぶっちぎりのスタートダッシュを切ってくれた。そして今日のタネが、またいつどんな形で花を咲かせるのかという期待感でワクワクするステージングだった。
文=大西健斗 撮影=渡邉一生
RUSH BALL 2018 オフィシャルレポ―ト一覧はこちら
セットリスト
1.Broken Bones
2.Phoenix
3.晴天
4.Your Goddamn Song
5.Seeds of Awakening
6.PARTY PARTY
7.ONE FOR THE DREAMS