【RUSH BALL 2018 クイックレポ】THE ORAL CIGARETTES オーラルが連れていく次の20年へ

レポート
音楽
2018.8.26
THE ORAL CIGARETTES

THE ORAL CIGARETTES

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RUSH BALL 2018 THE ORAL CIGARETTES

インダストリアルなSEからシームレスに演奏が始まったクールなオープニングで、その期待感はもう爆発寸前。BRAHMANとDragon Ashの間という強烈なプレッシャーがのしかかるポジションを任せられたのは、THE ORAL CIGARETTESだ。「BRAHMANのバトン、しっかり受け止めました。最初から飛ばしていくからな!」(山中・Vo/Gt、以下同)と1曲目の「CATCH ME」からバチバチに盛り上げる怒涛の攻勢に、広大な泉大津フェニックスの各所にサークルやウォール・オブ・デスが瞬時に大量発生。夜空に映えるピンク色のサーチライトが舐めるようにそれを照らす中、すかさず洗練されたアレンジで聴かせるアダルトなロックチューン「What you want」にスイッチ。山中も思わず「最高やないか!」と漏らすほどの絶景は「容姿端麗な嘘」でも継続され、オーディエンスがオーラルを求める空気がひしひしと伝わってくる。

THE ORAL CIGARETTES

THE ORAL CIGARETTES

「俺、『RUSH BALL』が始まったとき7歳(笑)。20年続けるってすげーことだと思います。ただ、この並びヤバない? でも、今までも俺らにいろんな経験をさせてくれた『RUSH BALL』やから、これからの20年を俺ら若いバンドが作っていって、20年後も『RUSH BALL』がやってるように、っていうことかなって。ここから20年、ワクワクする時代を一緒に作りませんか? 俺らは本気で言ってるぞ! お前らと次の20年でどんな時代を作れるのか!? 楽しみにしてるよ」

THE ORAL CIGARETTES

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多くの先人たちが揃った今年だからこそ余計に、ロックバンドとしての志というバトンを感じたであろうオーラル。そんな熱い言霊のもと、後半戦は「カンタンナコト」「狂乱 Hey Kids!!」と、2万人のオーディエンスもろとも凄まじいエネルギーを発し、極彩色の光とオーラルの音楽が闇を照らしていく。

THE ORAL CIGARETTES

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そして、「俺らが大雨のATMCステージからここまで来れたのは、あなたたちのおかげです。ありがとう! Dragon Ash先輩に熱々のバトンを渡すため、マジで久しぶりの曲をやります」と、山中がギターを手に取り届けたのは、名曲「Everything」。オーラルはライブバンドであると同時にメロディメーカーであることを証明するようなこの曲で、次の10年、20年を背負う転機のステージを締めくくる。

「また帰ってきます、THE ORAL CIGARETTESでした。最後まで楽しんで。ありがとう!」

次に彼らを『RUSH BALL』の大舞台で観るのが楽しみでならないのは、きっと私だけではないはずだ。
 

文=奥“ボウイ”昌史 撮影=渡邉一生

RUSH BALL 2018 オフィシャルレポ―ト一覧はこちら

セットリスト

RUSH BALL 2018 THE ORAL CIGARETTES
1. CATCH ME
2. What you want
3. 容姿端麗な嘘
4. カンタンナコト
5. BLACK MEMORY
6. 狂乱 Hey Kids!!
7. Everything
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