村上春樹・原作×蜷川幸雄・演出の舞台『海辺のカフカ』東京公演全キャストが決定 寺島しのぶ、岡本健一、木南晴夏らが出演へ

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2018.9.2
前回公演時舞台写真 ナカタ役 木場勝己  撮影=渡部孝弘

前回公演時舞台写真 ナカタ役 木場勝己  撮影=渡部孝弘

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2019年5月東京・TBS赤坂ACTシアターで上演される舞台『海辺のカフカ』の全出演キャストが決定した。

舞台『海辺のカフカ』

舞台『海辺のカフカ』

『海辺のカフカ』の原作は、ニューヨーク・タイムズの“年間ベストブック10冊”(2005年)や、世界幻想文学大賞(2006年)に選ばれた、村上春樹氏の長編小説。その舞台化では蜷川幸雄さんが演出し、2012年に初演。2015年には、蜷川幸雄さんの生誕80周年を記念し、ロンドン・ニューヨーク・埼玉・シンガポール・ソウルの5都市を巡る世界ツアーも行れている。

前回公演時舞台写真  撮影=渡部孝弘

前回公演時舞台写真  撮影=渡部孝弘

その舞台『海辺のカフカ』は、フランスからの熱烈なオファーを受けて、日仏友好160年を記念して開催される日本文化の祭典『ジャポニスム2018』に参加。同イベントを締めくくる演目として、2019年2月パリの国立コリーヌ劇場で上演される。また、5月の東京公演は、約5年ぶりの凱旋公演となる。

『海辺のカフカ』東京公演には、古畑新之柿澤勇人高橋努鳥山昌克木場勝己ら前回公演からの座組みにくわえ、新たに寺島しのぶ、岡本健一、木南晴夏らが加わる。

新たに出演が決まった寺島しのぶ、岡本健一のコメントは以下のとおり。

 

寺島しのぶ(佐伯/少女役)

文化に対する目が肥えていらっしゃるフランスの方々に日本文化がどう受け入れられるか楽しみです。渾身の力を込めた舞台でフランスのお客様をあっと言わせたいです。

 

岡本健一(大島役)

登場人物が年齢や性別、人種を超えた、ただの生き物として様々な時空間を脳内から果てしなく広がる宇宙まで、善と悪、生と死、我々現代人に起こり得る不可解な出来事を残酷で衝撃的な、大きな愛の曖昧な境界線の狭間を描くこの作品を、幸運にも選ばれた私は舞台という生の世界を、精神と肉体を極限まで使ってお届けします!

公演情報

舞台『海辺のカフカ』
原作:村上春樹  
脚本:フランク・ギャラティ
演出:蜷川幸雄
 
出演:
寺島しのぶ、岡本健一、古畑新之、柿澤勇人、木南晴夏、高橋努、鳥山昌克、木場勝己
 
新川將人、妹尾正文、マメ山田、塚本幸男、堀文明、羽子田洋子、多岐川装子、土井ケイト、周本絵梨香、手打隆盛、玲央バルトナー
 
【ストーリー】
主人公の「僕」は、自分の分身ともいえるカラスに導かれて「世界で最もタフな15歳になる」ことを決意し、15歳の誕生日に父親と共に過ごした家を出る。そして四国で身を寄せた甲村図書館で、司書を務める大島や幼い頃に自分を置いて家を出た母と思われる女性(佐伯)に巡り合い、父親にかけられた“呪い”に向き合うことになる。一方、東京に住む、猫と会話のできる不思議な老人ナカタさんは、近所の迷い猫の捜索を引き受けたことがきっかけで、星野が運転する長距離トラックに乗って四国に向かうことになる。それぞれの物語は、いつしか次第にシンクロし……。
 
パリ公演(ジャポニスム2018公式企画)
2019年2月15日(金)~2月23日(土)
会場:国立コリーヌ劇場
主催:国際交流基金/国立コリーヌ劇場
協力:新潮社/ニナガワカンパニー/ANA
企画制作:ホリプロ
 
東京凱旋公演
2019年5月
会場:TBS赤坂ACTシアター
主催:ホリプロ
協力:新潮社/ニナガワカンパニー/ANA
企画制作:ホリプロ
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