ヨーロッパの古い刺繍やレースを集めた『ユキ・パリス コレクション展』、東京・松屋銀座で開催

2018.9.5
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アート

衿 各種 フランス、ベルギー(1800年代~1900年代初期) 写真提供者:世界文化社

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スウェーデン・日本国交150周年記念『幸せをよぶ手仕事 ユキ・パリス コレクション展』が、2018年9月13日(木)~24日(月)まで、東京・松屋銀座で開催される。

ユキ・パリス 写真提供者:(C)Anders Bøggild

ヨーロッパの古い刺繍やレースなどのコレクションで知られる、ユキ・パリス。40年以上かけて蒐集した作品や道具、資料などを京都のミュージアムで一般公開するとともに、雑誌や著書を通じてその魅力を紹介してきた。「選び抜いた、美しいもの、価値あるものと暮らすよろこびは何ものにも替えられません。心豊かな暮らしには美しいものから得る感動はとても大切です」と語るユキ。本展では、そうした思いで蒐集された貴重な品々の中から、ナポレオン時代の洗礼服や華麗なレースの襟、サンプラー、タペストリーなど約500点を展観する。

ジレ アイルランド(1860年頃) 写真提供者:世界文化社

また、スウェーデンとの国交150年を記念して、スウェーデンの手仕事も展示する。そして、ユキ・パリス自身の思いや考えが詰まった素敵な工夫と、魅力あるライフスタイルを紹介。作るよろこび、使うよろこび、見るよろこびに満ちたヨーロッパの手仕事の世界を堪能できる。

正装用帽子 デンマーク(1800年代初期~中期) 写真提供者:世界文化社

展示構成1:作るよろこび

道具箱 フランス(1800年代中期) 写真提供者:世界文化社

多様な縫いの技法の修練が生み出したサンプラーや教習布を中心に、美しい道具箱や見本帖など、手仕事を支えた物たちが並ぶ。

展示構成2:見るよろこび

皿敷き フランス(1900年代初期) 写真提供者:世界文化社

居室やテーブルを飾るレースと刺繍から、暮らしの中の美を展観。20世紀中期に活躍したデザイナー、グレタ・ベングトソンの作品も展示される。

展示構成3:使うよろこび

ハンカチ スイス(1900年代初期) 写真提供者:世界文化社

衿や袖、ハンカチなど装いのアイテムによる構成。中でもガラスビーズをちりばめた夜会用バッグや、初公開となる贅沢なレースのコレクションは白眉だ。

展示構成4:スウェーデンの手仕事

独特な図案と素材感が魅力のコーナー。あわせて、郷土色豊かな刺繍がふたつの手工芸協会からも出品される。最後は貴重なサンプラーで展示を締めくくる。

プロフィール

ユキ・パリス(Yuki Pallis)
1945年京都生まれ。キュレーター、コーディネーター、金沢美術工芸大学美術工芸研究所客員研究員(1990~93年)。1970年結婚を機にデンマーク・コペンハーゲンに移住、以来展覧会の企画、コーディネートを行う傍らヨーロッパ各地で古いレースや刺しゅうなど針と糸の手仕事に関する作品や道具、資料を蒐集。2002年そのコレクションを公開する私設ミュージアムを京都・哲学の道近くにオープン。

イベント情報

スウェーデン・日本国交150周年記念 作るよろこび 使うよろこび 見るよろこび
幸せをよぶ手仕事 ユキ・パリス コレクション展

会期:2018年9月13日(木)~24日(月・振休)*会期中は無休
開場時間:午前10時~午後8時 *9月17日(月・祝)は7時30分まで。最終日は午後5時閉場。入場は閉場の30分前まで。
会場:松屋銀座8階イベントスクエア(中央区銀座 3-6-1)
入場料:一般 1,000 円(700 円) 高校生 700 円(500 円) 中学生 500 円(400 円)
小学生 300 円(300 円) *( )は前売料金
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