“世界一アツい氷上バトル”こと『レッドブル・クラッシュドアイス』が12月に日本上陸
『レッドブル・クラッシュドアイス』の様子 ©Mihai Stetcu/Red Bull Content Pool
空中のF1と呼ばれる『レッドブル・エアレース』 、世界で最も過酷な400m走『Red Bull 400』など……。今までにない大会を世界で開催してきたレッドブル。今度は舞台を氷上に移し、12月7日(金)~8日(土)に『Red Bull Crashed Ice Yokohama 2018(レッドブル・クラッシュドアイス横浜 2018)』を開催する。
今回の大会は『レッドブル・クラッシュドアイス』の日本初開催となるイベントだ。会場ではアイスクロス・ダウンヒルの世界選手権『ATSX Red Bull Crashed Ice World Championship』の2018-19シーズン 開幕戦が行われる。
アイスクロス・ダウンヒルとは、アイスホッケー、ダウンヒルスキー、スノーボードクロスの要素を取り入れた競技で、世界最速のスケートスポーツとなる。4人の選手が一斉にスタートし、最長600mを超えるコースに待ち構えるアップダウンや段差、カーブ、ローラーなどをクリアしながら駆け抜ける。その最高時速は80キロ。同じコース内で速さを競うため、接触が多いこの競技だが、もちろん故意に相手選手に接触した場合は失格となる。
先にゴールにたどり着いた選手が勝利と、勝敗のルールはいたってシンプル ©Balazs Gardi/Red Bull Content Pool
『レッドブル・クラッシュドアイス』は2001年に初めて開催され、2010年からアイスクロス・ダウンヒルの世界選手権として行われている。
各大会の決勝レースでは、それぞれ1位が1000点、2位は800点、3位は600点というように、選手にポイントが振り分けられる。シーズン中に4戦を行い、一番多くのポイントを獲得した選手が世界王者となる。女性選手も多く存在し、年々レベルが上がっているほか、兄弟で出場している選手も多いので、いろいろな角度から試合が見れるのも面白いところだ。
建設中のコースの様子 ©JC Pieri/Red Bull Content Pool
コースレイアウトは大会会場ごとに毎回変化する。そのため、日本で初めて開催される今大会のコースが、どんな仕上がりになるかはまだ誰にも予想がつかない。このような環境の中で、選手はあらゆる工夫を凝らしながら優勝を狙う。
転倒が多いこの競技では防具が必要不可欠な存在となるが、当然ながら体が重くなってはスピードが出せない。選手は常に怪我とのリスクを考えながら、どう勝つかを日々試行錯誤している。勝利を手にするために道具に工夫を凝らしたり、毎回変わるコースに対応したりと、様々な面でハイレベルな施策が要求されるのだ。強くなるための答えは1つではないところが、この競技の面白いところと言えるだろう。
大会では光と音を楽しむことができる ©Joerg Mitter/Red Bull Content Pool
大会では音楽と光によるショーが催され、様々なパフォーマンスが行われるなど、エンターテイメントな要素が満載。フレンドリーな選手たちと、一緒に記念撮影するのも良い思い出になるだろう。今回日本に初上陸した、エキサイティングな氷上バトル。そのスピード感満載の戦いを、ぜひライブで観戦したい。