芸術か?ゴミか?不思議と心動かされる作品を集めた『バッドアート美術館展』が開催 スペシャルサポーターは、漫画家・しりあがり寿

2018.9.21
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東京ドームシティ 「Gallery AaMo(ギャラリー アーモ)」にて、アメリカで話題の美術館のコレクションが日本初公開となる『バッドアート美術館展』が、2018年11月22日(木)〜2019年1月14日(月・祝)まで開催される。

「バッドアート美術館」は、他では展示されず、真価を認められることがないものの、称賛せずにいられない作品を収集・保存・展示し、それを生み出した芸術家を讃えることを使命としたアメリカのボストンにある美術館。収蔵されている「バッドアート」と呼ばれる作品たちは制作途中で何かを間違えてしまったのか、見る人が「あれ……? 何かおかしい……」という印象を抱きつつも、どういうわけか心動かされる作品になっているものばかりだ。本展では、バッドアート美術館に収蔵される800点を超える作品の中から100点を日本初公開する。

また、スペシャルサポーターに現代美術のフィールドでも活躍する漫画家・しりあがり寿を迎え、しりあがり寿ならではの視点で、バッドアートコレクションを独自のユーモアを交えて紹介する。

バッドアート美術館とは?

バッドアート美術館は、1994年にボストンの画商スコット・ウィルソンがゴミの中から最初のバッドアートを拾ったことから始まった。彼は絵を処分して額縁を売る予定だったが、友人のジェリーがその絵画を気に入って家に飾ったので、それからというもの仲間内でリサイクルショップやフリーマーケット、はたまたゴミの中からバッドアートを見つけてはジェリーに渡し始めたのだ。

いつしかそのコレクションを映画館の地下スペースを利用して小さな美術館として公開。それがネット上で話題となり、国際的に注目されるようになった。現在では多くの「バッドアートではないかと思われる作品」が美術館に寄せられるものの、バッドアートの基準が厳しいため、実際に収蔵される作品は極一部。

バッドアート美術館の選考基準は、第1に「芸術の名のもとに真剣に創作した本物のアートであること」、第2に「コンセプトあるいは完成の時点で何かが間違ってしまっていること」、第3に「議論や疑問が起こるものの、結果として興味深く称賛せずにいられない作品であること」だ。

しりあがり寿からのメッセージ

芸術は深い。そのあまりの深さにヘタクソと傑作の違いが分からなくなることがあります。でもそんな困惑こそが芸術の楽しみかもしれません。「これってヘタクソじゃない?……」「いや、オレはなんかグッとくるけどな……」あなたも是非迷作の中に自分だけの傑作を見つけてください。

イベント情報

バッドアート美術館展
日程:2018年11月22日(木)~2019年1月14日(月・祝) 〔54日間〕
※開催期間中無休
時間:10:00~18:00 ※17:30最終入館
場所:Gallery AaMo(ギャラリー アーモ)
料金:当日 大人(高校生以上)1,300円
前売 大人(高校生以上)1,100円
当日・前売一律 小人(小・中学生)200円
※未就学児無料
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