『ニンゲン御破産』×『ニンゲン御破算』がWOWOWで放送 2018年版に合わせ、2003年版の中村勘三郎主演版も
2018.10.15
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WOWOWでは、今年6月にシアターコクーン・オンレパートリー2018として上演された『ニンゲン御破算』を放送することを発表した。本作品は、2003年、松尾スズキが初めて時代劇に挑み、十八代目中村勘三郎(当時:勘九郎)に書き下ろした舞台『ニンゲン御破産』を、新キャストを迎えタイトルを1文字変えて再演した。幕末の江戸を舞台に、狂言作者を夢見るひとりの侍とその人生に関わるニンゲンたちを描き、複雑な多重構造、歌や踊りが用いられた超大作エンターテインメント作品だ。
主人公・実之介を演じるのは、15年前の初演時の勘三郎と同年齢となった阿部サダヲ。映画、ドラマと活躍を見せる個性派俳優だが、本作でも圧倒的な存在感を見せている。共演は、松尾作品の『ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン』で一人二役を演じ、確かな演技力を見せた岡田将生、松尾のミュージカル作品『キレイ―神様と待ち合わせした女―』で力強い歌と踊りでみごとに演じ切った多部未華子。ほかにも、荒川良々、皆川猿時、平岩紙、ノゾエ征爾、平田敦子など、人気実力ともに兼ね備えた顔ぶれがそろった迫力のステージは必見だ。
そして、特集「Bunkamura30周年&大人計画30周年記念!」として2003年の勘三郎版『ニンゲン御破産』も合わせて放送する。本作は2003年当時、歌舞伎界で人気、実力ともにトップであった中村勘三郎が、演劇界の奇才、松尾スズキの舞台に出演するというニュースは、演劇界にとどまらず大きな話題を巻き起こした公演だ。
放送情報
Bunkamura30周年&大人計画30周年記念!
『ニンゲン御破産 松尾スズキ×中村勘三郎』
『ニンゲン御破産 松尾スズキ×中村勘三郎』
放送日程:12月29日(土) WOWOWライブ
鬼才・松尾スズキ作・演出。歌舞伎界の寵児・十八代目中村勘三郎(当時:中村勘九郎)を迎えて、松尾スズキが初めて手掛けた幕末時代劇だ。舞台は幕末から明治にかけての混沌とした時代。芝居好きの侍・加瀬実之介は侍の身分を捨て、狂言作者を目指し、鶴屋南北と河竹黙阿弥へ弟子入りを志願。加瀬の抱く夢を中心に、多彩な登場人物によって繰り広げられる嵐のような歌舞伎の物語。幕末という波乱の時代に翻弄され、真の自分を見失っていく人間の姿を独特なタッチで描く。毒と笑いの松尾ワールドをたっぷり堪能しよう。
鬼才・松尾スズキ作・演出。歌舞伎界の寵児・十八代目中村勘三郎(当時:中村勘九郎)を迎えて、松尾スズキが初めて手掛けた幕末時代劇だ。舞台は幕末から明治にかけての混沌とした時代。芝居好きの侍・加瀬実之介は侍の身分を捨て、狂言作者を目指し、鶴屋南北と河竹黙阿弥へ弟子入りを志願。加瀬の抱く夢を中心に、多彩な登場人物によって繰り広げられる嵐のような歌舞伎の物語。幕末という波乱の時代に翻弄され、真の自分を見失っていく人間の姿を独特なタッチで描く。毒と笑いの松尾ワールドをたっぷり堪能しよう。
【ストーリー】
舞台は幕末。芝居好きの侍・加瀬実之介(中村勘三郎)は、人気狂言作者・鶴屋南北(松尾スズキ)、河竹黙阿弥(宮藤官九郎)のもとを訪れ、弟子入りを志願する。加瀬はそこで自分の人生に関わる人間たちの物語を話し出すのだが……。加瀬の夢は叶うのか? そして時代の嵐に翻弄されるニンゲン達の行く末は?
舞台は幕末。芝居好きの侍・加瀬実之介(中村勘三郎)は、人気狂言作者・鶴屋南北(松尾スズキ)、河竹黙阿弥(宮藤官九郎)のもとを訪れ、弟子入りを志願する。加瀬はそこで自分の人生に関わる人間たちの物語を話し出すのだが……。加瀬の夢は叶うのか? そして時代の嵐に翻弄されるニンゲン達の行く末は?
演出:松尾スズキ
出演:中村勘三郎(当時:勘九郎)、田畑智子、阿部サダヲ、吹越満、松尾スズキ、宮藤官九郎、秋山菜津子、小松和重、片桐はいり、浅野和之、伊藤ヨタロウ、池津祥子、猫背椿、皆川猿時、村杉蝉之介、荒川良々、近藤公園、平岩紙、少路勇介、田村玄一、植田裕一、野呂彰夫、岸建太朗、ドロレス・ヘンダーソン、萩尾麻由、山本将人、竹厚誠、星野源、桃山由希絵、康本雅子
『ニンゲン御破算 阿部サダヲ×岡田将生×多部未華子 作・演出・出演 松尾スズキ』
放送日程:12月29日(土) WOWOWライブ
放送日程:12月29日(土) WOWOWライブ
【ストーリー】
時は幕末、江戸の街。大の芝居好きで、家も侍の身分も捨てて狂言作者を志す加瀬実之介(阿部サダヲ)は、人気狂言作者の鶴屋南北(松尾スズキ)、河竹黙阿弥(ノゾエ征爾)のもとへ弟子入り志願する。2人から散々駄目出しされ、南北か「あなた自身の話の方が面白そうだ」と言われた実之介は、自分の人生に関わるニンゲンたちの物語を語りだす。
松ヶ枝藩勘定方を務めていた実之介は、藩から密命を受けていた。天保の改革以降、財政が逼迫しひそかに偽金作りを行なっていた藩は、公儀の目が厳しくなってきたため、その偽金作りの職人たちをすべて斬り捨てろというのだ。渋々職人たちをあやめる実之介は、その様子をマタギの黒太郎(荒川良々)と灰次(岡田将生)の兄弟に目撃されてしまう。2人は黙っている代わりに、自分たちを侍にするよう取引を持ち掛ける。そこへ黒太郎の幼なじみで、吉原の遊郭へ売られていく道中のお吉(多部未華子)が駆け込んでくる。
時は幕末、江戸の街。大の芝居好きで、家も侍の身分も捨てて狂言作者を志す加瀬実之介(阿部サダヲ)は、人気狂言作者の鶴屋南北(松尾スズキ)、河竹黙阿弥(ノゾエ征爾)のもとへ弟子入り志願する。2人から散々駄目出しされ、南北か「あなた自身の話の方が面白そうだ」と言われた実之介は、自分の人生に関わるニンゲンたちの物語を語りだす。
松ヶ枝藩勘定方を務めていた実之介は、藩から密命を受けていた。天保の改革以降、財政が逼迫しひそかに偽金作りを行なっていた藩は、公儀の目が厳しくなってきたため、その偽金作りの職人たちをすべて斬り捨てろというのだ。渋々職人たちをあやめる実之介は、その様子をマタギの黒太郎(荒川良々)と灰次(岡田将生)の兄弟に目撃されてしまう。2人は黙っている代わりに、自分たちを侍にするよう取引を持ち掛ける。そこへ黒太郎の幼なじみで、吉原の遊郭へ売られていく道中のお吉(多部未華子)が駆け込んでくる。
収録日/2018年6月13日
収録場所/東京 Bunkamuraシアターコクーン
スタッフ・キャスト/
作・演出:松尾スズキ
出演:阿部サダヲ、岡田将生、多部未華子、荒川良々、皆川猿時、小松和重、村杉蝉之介、平岩紙、顔田顔彦、少路勇介、田村たがめ、町田水城、山口航太、川上友里、片岡正二郎、家納ジュンコ、菅原永二、ノゾエ征爾、平田敦子、松尾スズキ ほか
公式サイト:https://www.wowow.co.jp/