現代美術に特化したホテル型アートフェア『ART in PARK HOTEL TOKYO 2019』が開催 テーマは「1980年代」
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Aki Gallery, ART in PARK HOTEL TOKYO 2018 展示の様子 photo by Yusuke Tsuchida
東京で唯一、現代美術に特化したホテル型アートフェア『ART in PARK HOTEL TOKYO 2019』(以下、AiPHT2019)が、2019年3月9日(土)・3月10日(日)の2日間、パークホテル東京(汐留)で開催される。
第4回目の開催となる今年のテーマは、「1980年代」。前回同様、アートフェア東京、3331アートフェアと同時期に開催し、相互連携を図る。
Finch Arts, ART in PARK HOTEL TOKYO 2018 展示の様子 photo by Yusuke Tsuchida
『AiPHT 2019』では、総勢41ギャラリー(東京:15軒、東京以外:21軒、台湾:3軒、韓国:2軒)がラインナップ、内7軒が初出展となる。また、出展作品は絵画・彫刻・版画・写真に限らず空間全体を使ったインスタレーションまで、幅広く紹介する。
当フェアの特徴のひとつ目は、東京以外を拠点とするギャラリーが数多く出展する点だ。東京ではなかなか目にする機会の少ない作家・作品を、少数精鋭の質の高いプレゼンテーションで紹介。なかでも今回は、アジア圏から実力派ギャラリーが勢ぞろい。台湾からは、YIRI ARTS、Aki Gallery、Der-Horng Art Gallery、韓国からはGallery Shilla、Gallery Chosunが出展。いずれも独自の審美眼を持ってエッジの効いた作品を紹介するギャラリーばかりだ。
双ギャラリー, ART in PARK HOTEL TOKYO 2018 展示の様子 photo by Yusuke Tsuchida
ふたつ目は、自宅でのアートコレクションをイメージし易い点だろう。各ギャラリーがホテル客室に工夫を凝らし、親密な空間にて作品との出会いを演出する。
さらに今回注目すべきは「1980年代」を展示テーマのひとつに挙げている点だ。近年国内の主要な美術館で「1980年代の日本のアートシーン」の研究・評価が活発に行われており、今後さらに研究や社会的認知が広がることで、 マーケット的評価も徐々に高まることが期待される。そのような背景を受け、『AiPHT2019』では、美術史の観点からも日本の現代美術を、国内外へ発信しながら、新しいマーケットの創造に挑戦する。その一方で、次世代を担うであろう重要な作家も紹介するため、日本のアートシーンの潮流を感じることができるだろう。
パークホテル東京 31階アーティストルーム「芸者金魚」
会場となるパークホテル東京は、ホテルの客室をアート空間に仕立てる先駆的な取り組み「アーティスト・イン・ホテル プロジェクト」で第3回「ジャパン・ツーリズム・アワード」の『領域優秀賞』を受賞するなど、アートをブランディングとして積極的に取り入れ、高く評価を得ているホテル。フェア会場となるホテル26階、27階からは、ギャラリーブースの窓越しに、東側に浜離宮恩賜公園、西側に東京タワーが臨める。アートと共に、絶好のロケーションとラグジュアリーな雰囲気を楽しんでみてはいかがだろう。
イベント情報
一般公開:2019年3月9日(土)〜10日(日)
フェア会場:パークホテル東京 26階、27階(2フロア貸切)
〒105-7227 東京都港区東新橋1丁目7番1号 汐留メディアタワー (フロント25階)
出展ギャラリー:41ギャラリー
入場料:¥1,500-. / 1day pass *
公式ウェブサイト:www.aipht.artosaka.jp