蜷川幸雄の遺志を継ぐ、吉田鋼太郎×藤原竜也 彩の国シェイクスピア・シリーズ 『アテネのタイモン』がDVD化
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(C)2019 HORIPRO INC
2017年に彩の国さいたま芸術劇場で上演された、彩の国シェイクスピア・シリーズ『アテネのタイモン』が、2019年2月6日(水)にDVDで発売されることが決定した。故・蜷川幸雄を初代芸術監督に迎え、シェイクスピアの戯曲全37作の完全上演を目指して1998年よりスタートした「彩の国シェイクスピア・シリーズ」。その第33弾となる本公演は、完結目前にしてこの世を去った蜷川幸雄の遺志を継ぎ、本シリーズの二代目芸術監督に就任した吉田鋼太郎の演出による渾身の1作だ。
吉田鋼太郎は本作の演出を手がけながら主人公のタイモン役を演じる。タイモンと相対する哲学者のアぺマンタス役は、蜷川幸雄に見いだされ、いまや日本を代表する俳優へと成長した藤原竜也が務める。さらにミュージカルや舞台での活躍が注目される若手実力派俳優にして本シリーズ初登場となる柿澤勇人、シリーズで数々の重要な役を演じてきた横田栄司が共演に名を連ねている。
発売されるDVDは2017年12月26日に埼玉・彩の国さいたま芸術劇場大ホールでの上演を完全収録したもので、140分を超える本編の完全収録に加えて特典映像として「演出 吉田鋼太郎に迫る!」と題したインタビュー映像も収録される。
シェイクスピア作品の中でも日本ではあまり上演されることがないという本作。蜷川幸雄の魂を引き継いだ吉田鋼太郎と藤原竜也による見応え充分な舞台をDVDで堪能しよう。なお2019年2月8日(金)からは、吉田鋼太郎演出の2作目となり、主演に松坂桃李を迎えて送る、彩の国シェイクスピア・シリーズ第34弾『ヘンリー五世』の上演(2019年2月8日~24日 彩の国さいたま芸術劇場)も決定している。こちらも必見の公演になるだろう。
アテネの貴族タイモン(吉田鋼太郎)は、執事フレヴィアス(横田栄司)や哲学者アペマンタス(藤原竜也)の忠告も聞かず、誰にも気前よく金品を与えていたが、ついに破産。友人たちに助けを求めるが、彼らが近くにいたのは自分の金目当てだったことがわかり、人間不信に陥り、アテネを離れ森にこもる。その森でアテネへの復讐に燃える武将アルシバイアディーズ(柿澤勇人)に出会い、彼に偶然森で見つけた黄金を与えるのだが……。
公演情報
公演情報
松坂桃李
吉田鋼太郎 溝端淳平 横田栄司 中河内雅貴 河内大和
間宮啓行 廣田高志 原慎一郎 出光秀一郎 坪内 守 松本こうせい 長谷川志
鈴木彰紀* 竪山隼太* 堀 源起* 續木淳平* 高橋英希* 橋本好弘 大河原啓介 岩倉弘樹 谷畑 聡
齋藤慎平 杉本政志 山田隼平 松尾竜兵 橋倉靖彦 河村岳司 沢海陽子 悠木つかさ 宮崎夢子
*さいたまネクスト・シアター
<スタッフ>
作: W.シェイクスピア
翻訳:松岡和子
演出:吉田鋼太郎(彩の国シェイクスピア・シリーズ芸術監督)
美術:秋山光洋
照明:原田 保
音響:角張正雄
衣裳:宮本宣子
ヘアメイク:佐藤裕子
擬闘:栗原直樹
演出助手:北島善紀
技術監督:小林清隆
舞台監督:やまだてるお
制作:公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団、 ホリプロ
企画:彩の国さいたま芸術劇場シェイクスピア企画委員会
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)
独立行政法人日本芸術文化振興会
【埼玉公演】
期間:2019年2月8日(金)~24日(日)<全19回>
劇場:彩の国さいたま芸術劇場 大ホール(埼玉県)
主催:公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団
http://www.saf.or.jp
【仙台公演】
期間:2019年3月2日(土)~ 3日(日)<全3回>
劇場:仙台銀行ホール イズミティ21・大ホール
主催:仙台放送
共催:(公財)仙台市市民文化事業団
http://ox-tv.jp/sys_event/p/
【大阪公演】
期間:2019年3月7日(木)~ 11日(月)<全6回>
劇場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
主催:梅田芸術劇場/ABCテレビ
http://umegei.com/schedule/767/