平成最後の冬アニメシーズン到来!2019年冬クールからアニメオリジナル作品8作を紹介
『荒野のコトブキ飛行隊』キービジュアル (C)荒野のコトブキ飛行隊製作委員会
群雄割拠のアニメ業界、間もなく最終回が近くなってきた秋アニメから冬アニメへの移行となるが、この時期悩むのは新作どれを視聴するかということ。勿論全部見たいのだが、なかなかこの本数を全てチェックするのは難しい。
ということで、今回は平成最後の冬アニメの中から原作のないオリジナルアニメを8本紹介する。
『W’z《ウィズ》』
『K』シリーズや『ハンドシェイカー』等を手がけたアニメーション制作会社GoHandsとフロンティアワークスがタッグを組んだ女性向けオリジナルアニメーションプロジェクト。
老舗アニメーション制作会社スタジオぴえろのオリジナルアニメーション。NETFLIXにて全世界同時配信。既にパート1全15話が一気配信中なので地上波アニメに先駆けて楽しめる。
フジテレビの新アニメ枠「+Ultra」で展開する谷口悟朗監督最新作はオリジナルアニメーション。シリーズ構成・脚本は『PSYCHO-PASS サイコパス』シリーズの深見真。キャラクターデザインは『Wake Up, Girls!』の近岡直。と鉄壁の布陣で展開する青春“災害”群像劇。
『ウィッチクラフトワークス』や『SHIROBAKO』などでタッグを組んだ水島努監督と横手美智子脚本によるオリジナルアニメーションは空戦モノ。雇われ用心棒であるコトブキ飛行隊の奮闘を描いた本作では、『ガールズ&パンツァー』で水島監督が見せたこだわりをまた楽しむことができそうだ。
『エガオノダイカ』
今勢いのある若手女性声優のひとりである花守ゆみりと、実力人気共に充実してきた感のある早見沙織がタッグを組んだ本作。タツノコプロ 創立55周年企画のオリジナルアニメーションであり、ロボットものということでどのようなバランス感で展開していくか注目の作品だ。
『ケムリクサ』
動画はirodoriによる自主制作盤
たつき監督の最新作は「虫」と呼ばれる異形と戦う少女たちを描いたSFアクション。元々は自主アニメ制作グループirodoriが2010年に公開した作品を今回テレビアニメ化。『けものフレンズ』とは違いながらも、どこか同じようなポスト・アポカリプスを感じさせるSFアクションになりそうだ。自主制作版は今もニコニコ動画とyoutubeで見ることが出来る。
『えんどろ~!』
『ゆるゆり』原作者で『RELEASE THE SPYCE』のキャラクターデザインなどでも人気の漫画家、なもり先生のキャラデザのオリジナルアニメーションはファンタジー日常モノ。ゆるく楽しめる新基軸「日常系ファンタジー」になりそうだ。
『Dimensionハイスクール』
2次元のアニメパートと3次元の実写パートで展開するハイブリッドオリジナルアニメーション。石井孝英、大塚剛央という若手声優と橋本祥平、財木琢磨、染谷俊之たち2.5次元系俳優も出演。アニメパートも彼らがモーションキャプチャーするということなので、まさにハイブリッドな作品になりそうだ。
編集部が注目するのは?
話題となりそうなのは『ガールズ&パンツァー』の水島努監督が手がける空戦アニメ『荒野のコトブキ飛行隊』、『けものフレンズ』生みの親のたつき監督のSFアクション『ケムリクサ』、「+Ultra」枠期待の一作目『revisions リヴィジョンズ』だろうか。
編集部が注目するもののひとつがNetflixにて全世界同時配信となる『HERO MASK』。老舗制作会社のスタジオぴえろが手がけるクライム・アクションということで大人も楽しめる作品になりそうだ。
そして大穴的に期待しているのが『W’z《ウィズ》』。女性向けながら『とんかつDJアゲ太郎』以来のDJを取り上げたアニメ。楽曲制作がHIPHOPの老舗レーベル「GOON TRAX」ということで、『ヒプノシスマイク』で盛り上がりつつあるアニメサブカル×HIPHOPの新たなヒット作になるか?注目していきたい。