俳優・山岸門人がアートの街、横浜・黄金町にて黄金町を舞台にした作品の朗読に挑戦

俳優の山岸門人が、2019年2月22日(金)・23日(土)に、アートの街、横浜・黄金町にて、黄金町を舞台にした作品の朗読に挑戦する。

黒澤明監督「天国と地獄」、テレビドラマ「私立探偵 濱マイク」など、ハードボイルドな世界観の作品で繰り返し描かれてきた横浜・黄金町。近年は国内外のアーティストを招いたアートイベント「黄金町バザール」や空き物件を使用したアーティスト・イン・レジデンスを実施するなど「アートによるまちづくり」を掲げ、街の活性化が盛んだ。

そんな「横浜・黄金町」を舞台にした文芸作品「アンナプルナの恋」（作：ユ・ソンジュン）の朗読が、黄金町エリアにある劇場「若葉町ウォーフ」で行われる。劇場のすぐ近くには良質な作品を上映するミニシアター系の映画館「シネマジャック&ベティ」も。

物語は舞台演出家の「私」が黄金町で見知らぬネパール人の青年から「シナリオ」を受け取るところから始まる。それは、彼が一目惚れした「あさこさん」へのラブレターだった……そんな、恋の物語だ。

朗読に挑戦するのは山岸門人。劇団公演やミュージカル作品、ドラマ「きみが心に棲みついた」「あなたのことはそれほど」への出演など近年縦横無尽の活躍を見せる山岸だが、実はアニメ「新テニスの王子様」平理とん平役や、TVCM「麦のくつろぎ」天の声ナレーションなど、声の出演も多数。黄金町で見知らぬ女性「あさこさん」に一目惚れした青年の繊細な心の揺れを、朗読でどのように表現するかが見どころとなる。

音楽および5弦チェロの生演奏を担うのは、ブエノスアイレスでの活動を経て、現在は自作自演定期公演、声とチェロによる「音みる夜」を定期開催している五十嵐あさか。物語を音楽の面から支える。

脚色は脚本家・MVディレクターであり最近はヨーロッパ企画第10回ショートショートムービーフェスティバルで「HAM」を発表した中村未季が担当。演出は舞台初演出の北川雅一。

＜コメント＞

山岸門人（出演）

恋愛するのにもスマホやPCが欠かせない時代だと思うのですが、SNSもマッチングアプリも登場しないこの恋物語を読んだ時、素直に美しい話だ、と思いました。久しく忘れていた気持ちが蘇ったような。1年で一番寒い時期ですが、若葉町ウォーフでお待ちしております！

【プロフィール】やまぎし・もんど1982年生まれ、東京都出身。2008年に「劇団鹿殺し」に入団。2015年の退団まで数多くの公演に参加。近年の主な舞台出演作にブルドッキングヘッドロック「田園にくちづけ」(作・演出:喜安浩平)、ブス会＊『男女逆転版・痴人の愛』(脚本・演出：ペヤンヌマキ)、ミュージカル『アメリ』(演出：児玉明子)などがある。映像への出演も盛んで、近作は映画『愛しのアイリーン』(監督：吉田恵輔)、『鈴木家の嘘』(監督：野尻克己)、テレビ『あなたのことはそれほど』『きみが心に棲みついた』（共にTBS）、TV- CMサッポロ「麦のくつろぎ」天の声ナレーション、『ノジマ』など。

五十嵐あさか（音楽・５弦チェロ）

なんと！ 不思議な縁により酒場で出会った山岸門人さんと、まさかまさかの共演。テレビや舞台の雰囲気と、あのよく通る声にはどんな音が合うかな、合わないかな、合わないのも面白いかな。などと、何が起こるか全く不明なのにも関わらず、妙な興味が溢れておりまして、あとひと月わくわく過ごします！ ぜひいらしてください！

【プロフィール】いがらし・あさか チェロ奏者・作編曲家。秋田県大仙市生まれ、船橋市出身、東京音楽大学卒業。2013 年ブエノスアイレスに移住、2 枚の無伴奏アルバムをリリースし帰国、2016 年より日本での活動を再開。6/15には今年で5回目の自作自演定期公演、声とチェロによる「音みる夜」を開催。現在は、舞踏家、声優、俳優との共演、J-POPのライヴサポート、即興トリオ（ピアノ、瓢箪、チェロ）等の演奏活動の他、作編曲や後進の指導にも力を注いでいる。

【脚色：中村未季プロフィール】なかむら みき 脚本家・ミュージックビデオディレクター 1987年札幌生まれ。京都造形芸術大学中退。ミュージックビデオ制作会社にてサカナクション、坂本慎太郎などのMV制作に携わった後、カナダにてWebシリーズコメディドラマJust Passing Throughの美術アシスタントを務める。帰国後はCASIOトルコ温泉等のMVを監督、脚本家としてヨーロッパ企画のラジオドラマなど多数執筆。