村瀬歩、内山昂輝、堀江瞬が「AnimeJapan」ステージで語った幾原監督最新作『さらざんまい』の凄さ
『さらざんまい』ステージ (C)イクニラッパー/シリコマンダーズ
3月24日(日)、東京ビッグサイトで開催されている「AnimeJapan2019」で行われた幾原邦彦監督の新作TVアニメ『さらざんまい』ステージのレポートをお届けする。
4月11日(木)からの放送直前だが、まだいろいろなことが謎のままとあって、客席は満員。MCは作品舞台でもある隅田川沿岸に長く暮らしているニッポン放送アナウンサーの吉田尚記。「ケッピ」(CV:諏訪部順一)のぬいぐるみを抱えての登場だ。
作品の前振りをしつつ、作品のメインキャラクターである三人の中学生を演じるキャストを呼び込んだ。矢逆一稀役の村瀬歩、久慈 悠役の内山昂輝、陣内燕太役の堀江 瞬という、若手実力キャストがステージ上に勢揃いした。
矢逆一稀役の村瀬歩
久慈 悠役の内山昂輝
陣内燕太役の堀江 瞬
吉田がすでにアフレコ収録を終えているという三人にあれこれ聞くのだが、映像なしでは聞けば聞くほどわけがわからなくなるばかり。
ということで、第1話のアバンをまるごと上映。その内容は、夜のランニング中に響く声、そして上空から降ってくる「ア」の交通標識! そして意味ありげなつぶやき。
スタイリッシュな映像はまさしく幾原監督だ。そして、アバンを見てもさっぱり内容がどこへ向かうのかわからない、独特の謎かけもそうだ。しかし、だからこそグイグイ引き込まれてしまう。
公式イントロダクションも紹介されたが、「謎のカッパ型生命体“ケッピ”に出会い、無理やり尻子玉を奪われカッパに変身させられてしまう。」「元の姿に戻りたければ“ある方法”でつながり、ゾンビの尻子玉を持ってこい」と余計にわけがわからない。
だが、アフレコを終えてすべてを知っている3人にしてみると「アバンだけでも見ていて”あっ”と思うシーンがあって、感慨深い」と思えたりするそうだ。
アフレコのたび、幾原監督は状況説明や、裏にある意図や起こっていることなども身振り手振りを交えて教えてくれるので、しっかり分かるのだという。
と、ここで舞台の浅草クイズ! 浅草にまつわるクイズにキャストがフリップで答えるというものだが、フリップに描いた絵の説明で見事正解した村瀬が優勝、浅草おいしいものセットをゲットした。
そして話題は再び『さらざんまい』。改めてキャストから作品についてのアピール。ここまでの説明で物語の概要を理解した人はいないかもしれないが、基本はつながりの物語だ。
さらに、すべての要素はつながっていて、伏線と回収も巧みに仕組まれており、その謎が物語が進むに連れてわかっていくので、あっという間なのだという。
これは幾原監督ならではの演出方法でもあり、過去作でも視聴者が「そうだったのか、やられた!」と驚嘆するポイントだ。
アバンのどこが意義深い仕掛けになっているのかも、話数が進むにつれてわかるはず。
また、『さらざんまい』ではOPをKANA-BOON、EDをthe peggiesが手がけているが、両曲を使用し、アバンのシーンも含んだ映像も公開された。
さらざんまい本PV
TVアニメ『さらざんまい』はフジテレビ”ノイタミナ”にて4月11日(木)24時55分より放送開始。アニマックスほか各局でも放送。
(C)イクニラッパー/シリコマンダーズ