「第73回トニー賞授賞式」WOWOWが生中継、ミュージカル『ハデスタウン』が最多13部門14ノミネート
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『ハデスタウン』 ©Getty Images
WOWOWでは2019年も、演劇、ミュージカル界における世界最高峰の「トニー賞」の授賞式を生中継する。トニー賞とは、過去1年間の該当期間にニューヨークのブロードウェイで上演された演劇、ミュージカル作品を対象に贈られる賞で、アメリカ演劇界で最も権威のある賞とされている。
「第73回トニー賞」のノミネーションは、2019年4月30日(火)日本時間の21時30分過ぎ(現地8時30分過ぎ)、ブランドン・ビクター・ディクソンとビビ・ニューワースによって発表された。
★最多ノミネートは『ハデスタウン』
ギリシャ神話のオルフェウスとエウリディケの物語を現代化し、フォークオペラとして綴ったカントリーミュージシャン、アナイス・ミッチェルのコンセプトアルバムから発展したミュージカル『ハデスタウン』が圧倒的な強さを見せミュージカル作品賞を含む13部門14ノミネート。演出は2017年のトニー賞で最多12部門にノミネートされた『ナターシャ、ピエール・アンド・ザ・グレート・コメット・オブ・1812』のレイチェル・チャヴキン。ちなみに「生中継!第73回トニー賞授賞式」のナビゲーター井上芳雄は今年1月にこの『ナターシャ・ピエール・アンド・ザ・グレート・コメット・オブ・1812』の日本版で主演を務めた。
★80年代の大ヒット映画のミュージカル化がノミネート―『トッツィー』『ビートルジュース』
ダスティン・ホフマン主演の1982年の同名コメディ映画に基づき現代風にアレンジした『トッツィー』がミュージカル作品賞など11ノミネート。また、ティム・バートン監督、マイケル・キートン主演の1988年公開、同名ホラー・コメディ映画をミュージカル化した『ビートルジュース』がミュージカル作品賞など8部門ノミネート。
『トッツィー』 ©Getty Images
『ビートルジュース』 ©Getty Images
★演劇主演男優賞にアダム・ドライヴァーとブライアン・クライストンがノミネート
『スター・ウォーズ」のアダム・ドライヴァーが80年代のニューヨーク、ダウンタウンを舞台にした演劇リバイバル作品賞にもノミネートされた『BURN THIS 焼却処分』で、『ブレイキング・バッド』のブライアン・クライストンは鬼才イヴォ・ヴァン・ホーヴェ演出の『ネットワーク』でニュースキャスターを演じ演劇主演男優賞にノミネートされた。
アダム・ドライヴァー ©Getty Images
★2度目の受賞なるか!?ミュージカル主演女優賞にケリー・オハラ、演劇主演女優賞にアネット・ベニングがノミネート
2015年に渡辺謙と共演した『王様と私』でミュージカル主演女優賞を初受賞したケリー・オハラがミュージカル・リバイバル作品賞にもノミネートされている『キス・ミー・ケイト』でノミネート。2度目の受賞に期待がかかる。演劇主演女優賞にはベテラン女優のアネット・ベニングが演劇リバイバル作品賞にもノミネートされている『みんな我が子』でノミネート。
ケリー・オハラ ©Getty Images
★「007」シリーズのサム・メンデス作品が演劇部門で最多ノミネート
『アメリカン・ビューティー』でアカデミー賞の監督賞を受賞し『007 スカイフォール』など映画監督としても知られるサム・メンデスが北アイルランド問題を描いた『ザ・フェリーマン』が作品賞など演劇部門最多の9部門にノミネート。
なお、注目の授賞式は、6月10日(日本時間)、ニューヨークのラジオシティ・ミュージックホールにて行われる。授賞式当日の舞台上では、豪華スターの競演による圧巻のパフォーマンスが展開され、授賞式自体がクオリティーの高いショーとなっている。日本のスタジオからは、ミュージカル界のトップスター井上芳雄がナビゲート。さらにスペシャル・ゲストとして『Endless SHOCK』でミュージカルの単独主演最多記録1700回公演を達成し、自らも演出を手がける堂本光一の出演が決定している。
<主な注目作品のノミネーション>
ミュージカル部門
●『ハデスタウン』:13部門/14ノミネート
ミュージカル作品賞・主演女優賞・助演男優賞(2)・助演女優賞・演出賞・脚本賞・装置デザイン賞・衣装デザイン賞・照明デザイン賞・音響デザイン賞・オリジナル楽曲賞・振付賞・オーケストラ編曲賞
●『エイント・トゥー・プラウド』:11部門/12ノミネート
ミュージカル作品賞・主演男優賞・助演男優賞(2)・演出賞・脚本賞・装置デザイン賞・衣装デザイン賞・照明デザイン賞・音響デザイン賞・振付賞・オーケストラ編曲賞
●『トッツィー』:10部門/11ノミネート
ミュージカル作品賞・主演男優賞・助演男優賞・助演女優賞(2)・演出賞・脚本賞・衣装デザイン賞・オリジナル楽曲賞・振付賞・オーケストラ編曲賞
演劇部門
●『ザ・フェリーマン』:9ノミネート
演劇作品賞・主演男優賞・主演女優賞・助演女優賞・演出賞・装置デザイン賞・衣装デザイン賞・照明デザイン賞・音響デザイン賞
●『アラバマ物語』: 9ノミネート
演劇主演男優賞・助演男優賞・助演女優賞・演出賞・装置デザイン賞・衣装デザイン賞・照明デザイン賞・音響デザイン賞・オリジナル楽曲賞
『エイント・トゥー・プラウド』
『ビートルジュース』
『ハデスタウン』
『ザ・プロム』
『トッツィー』
『キス・ミー・ケイト』
『オクラホマ!』
ブルックス・アシュマンスカス(『ザ・プロム』)
デリック・バスキン(『エイント・トゥー・プラウド』)
アレックス・ブライトマン(『ビートルジュース』)
デイモン・ドーノ(『オクラホマ!』)
サンティーノ・フォンタナ(『トッツィー』)
ステファ二ー・J・ブロック(『ザ・シェール・ショー』)
ケイトリン・キナナン(『ザ・プロム』)
ベル・リーヴェル(『ザ・プロム』)
エヴァ・ノブルザダ(『ハデスタウン』)
ケリー・オハラ(『キス・ミー・ケイト』)
アンドレ・デ・シールズ(『ハデスタウン』)
アンディ・グロテルーション(『トッツィー』)
パトリック・ペイジ(『ハデスタウン』)
ジェレミー・ポープ(『エイント・トゥー・プラウド』)
イフライム・サイクス(『エイント・トゥー・プラウド』)
リリー・クーパー(『トッツィー』)
アンバー・グレイ(『ハデスタウン』)
サラ・スタイルズ(『トッツィー』)
アリ・ストローカー(『オクラホマ!』)
メアリー・テスタ(『オクラホマ!』)
レイチェル・チャフキン(『ハデスタウン』)
スコット・エリス(『トッツィー』)
ダニエル・フィッシュ(『オクラホマ!』)
デス・マカナフ(『エイント・トゥー・プラウド』)
ケイシー・ニコロウ(『ザ・プロム』)
ドミニク・モリッソー(『エイント・トゥー・プラウド』)
スコット・ブラウン、アンソニー・キング(『ビートルジュース』)
アナイス・ミッチェル(『ハデスタウン』)
ボブ・マーティン、チャド・ベグリン(『ザ・プロム』)
ロバート・ホーン(『トッツィー』)
ロバート・ブリル、ピーター・ニグリーニ(『エイント・トゥー・プラウド』)
ピーター・イングランド(『キング・コング』)
レイチェル・ホーク(『ハデスタウン』)
ローラ・ジェリネック(『オクラホマ!』)
デヴィッド・コリンズ(『ビートルジュース』)
マイケル・クラス(『ハデスタウン』)
ウィリアム・アイヴィ・ロング(『ビートルジュース』)
ウィリアム・アイヴィ・ロング(『トッツィー』)
ボブ・マッキー(『ザ・シェール・ショー』)
ポール・タズウェル(『エイント・トゥー・プラウド』)
ケヴィン・アダムズ(『ザ・シェール・ショー』)
ハウエル・ビンクリー(『エイント・トゥー・プラウド』)
ブラッドリー・キング(『ハデスタウン』)
ピーター・マムフォード(『キング・コング』)
ケネス・ポズナー、ピーター・ニグリーニ(『ビートルジュース』)
ピーター・ハイレンスキ(『ビートルジュース』)
ピーター・ハイレンスキ(『キング・コング』)
スティーヴ・キャニオン・ケネディ(『エイント・トゥー・プラウド』)
ドリュー・レヴィ(『オクラホマ!』)
ネヴィン・スタインバーグ、ジェシカ・パズ(『ハデスタウン』)
『クワイヤ・ボーイ』
『ザ・フェリーマン』
『ゲイリー:ア・シークエル・トゥ・タイタス・アンドロニカス』
『インク』
『ホワット・ザ・コンスティテューション・ミーンズ・トゥ・ミー』
『みんな我が子』
『真夜中のパーティー』
『BURN THIS 焼却処分』
『トーチソング』
『ザ・ウェイヴァリー・ギャラリー』
ジェレミー・ポープ(『クワイヤ・ボーイ』)
パディ・コンシダイン(『ザ・フェリーマン』)
ジェフ・ダニエルズ(『アラバマ物語』)
アダム・ドライヴァー(『BURN THIS 焼却処分』)
ブライアン・クランストン(『ネットワーク』)
エレイン・メイ(『ザ・ウェイヴァリー・ギャラリー』)
ローリー・メトカーフ(『ヒラリー・アンド・クリントン』)
アネット・べニング(『みんな我が子』)
ハイジ・シュレック(『ホワット・ザ・コンスティテューション・ミーンズ・トゥ・ミー』)
ジャネット・マクティア(『ベルナール/ハムレット』)
ブランドン・ウラノヴィッツ(『BURN THIS 焼却処分』)
バーティ・カーヴェル(『インク』)
ベンジャミン・ウォーカー(『みんな我が子』)
ロビン・デ・ヘスース(『真夜中のパーティー』)
ギデオン・グリック(『アラバマ物語』)
フィオヌラ・フラナガン(『ザ・フェリーマン』)
シーリア・キーナン・ボルジャー(『アラバマ物語』)
ルース・ウィルソン(『リア王』)
クリスティン・ニールセン(『ゲイリー:ア・シークエル・トゥ・タイタス・アンドロニカス』)
ジュリー・ホワイト(『ゲイリー:ア・シークエル・トゥ・タイタス・アンドロニカス』)
ルパート・グールド(『インク』)
サム・メンデス(『ザ・フェリーマン』)
ジョージ・C・ウルフ(『ゲイリー:ア・シークエル・トゥ・タイタス・アンドロニカス』)
イヴォ・ヴァン・ホーヴェ(『ネットワーク』)
バートレット・シャー(『アラバマ物語』)
ミリアム・ビューサー(『アラバマ物語』)
バニー・クリスティー(『インク』)
ロブ・ハウエル(『ザ・フェリーマン』)
サント・ロカスト(『ゲイリー:ア・シークエル・トゥ・タイタス・アンドロニカス』)
ヤン・ファーシュウェイフェルド(『ネットワーク』)
ロブ・ハウエル(『ザ・フェリーマン』)
トニ=レスリー・ジェームズ(『ベルナール/ハムレット』)
クリント・ラモス(『トーチソング』)
アン・ロス(『ゲイリー:ア・シークエル・トゥ・タイタス・アンドロニカス』)
アン・ロス(『アラバマ物語』)
ニール・オースティン(『インク』)
ジュールス・フィッシャー + ペギー・アイゼンハワー(『ゲイリー:ア・シークエル・トゥ・タイタス・アンドロニカス』)
ピーター・マムフォード(『ザ・フェリーマン』)
ジェニファー・ティプトン(『アラバマ物語』)
ヤン・ファーシュウェイフェルド、タル・ヤーデン(『ネットワーク)
アダム・コーク(『インク』)
スコット・レーラー(『アラバマ物語』)
フィッツ・パットン(『クワイヤ・ボーイ』)
ニック・パウエル(『ザ・フェリーマン』)
エリック・スレイヒム(『ネットワーク』)
作詞作曲:ジョー・アイコニス(『ビー・モア・チル』)
作詞作曲:エディ・パーフェクト(『ビートルジュース』)
作詞作曲:アナイス・ミッチェル(『ハデスタウン』
作詞:チャド・べグリン、作曲:マシュー・スクラー(『ザ・プロム』)
作曲:アダム・ゲッテル(『アラバマ物語』)
作詞作曲:デヴィッド・ヤズベック(『トッツィー』)
カミール・A・ブラウン(『クワイヤ・ボーイ』)
ウォーレン・カーライル(『キス・ミー・ケイト』)
デニス・ジョーンズ(『トッツィー』)
デヴィッド・ニューマン(『ハデスタウン』)
セルジオ・トルヒーヨ(『エイント・トゥー・プラウド』)
マイケル・チャオニー、トッド・シッカフース(『ハデスタウン』)
サイモン・ヘイル(『トッツィー』)
ラリー・ホックマン(『キス・ミー・ケイト』)
ダニエル・クルーガー(『オクラホマ!』)
ハロルド・ウィーラー(『エイント・トゥー・プラウド』)
ローズマリー・ハリス
テレンス・マクナリー
ハロルド・ホイーラー
マリン・メージー
ソニー・ティルダース&クリーチャー・テクノロジー・カンパニー
ジェイソン・マイケル・ウェッブ
シアターワークス・シリコンバレー
ジュディス・ライト
ブロードウェイ・インスピレーショナル・ボイス- マイケル・マッケルロイ(創設者)
ピーター・エンティン
ニューヨーク市消防局 第54消火班/第4はしご車班/第9大隊 ※ブロードウェイが所轄の消防署
ジョゼフ・ブレイクリー・フォーブス
放送情報
■放送日:
6月10日(月)AM8:00 [二] [同時通訳] WOWOWプライム
6月15日(土)PM7:00[字幕版] WOWOWライブ
■収録日:2019年6月9日(現地時間)
■収録場所:アメリカ・ニューヨーク州ニューヨーク ラジオシティ・ミュージックホール
■ナビゲーター: 井上芳雄
■出演:堂本光一、ほか
■放送日:5月25日(土)PM6:45 WOWOWプライム
「トニー賞直前!ノミネーション徹底解剖」
■放送日:5月22日(水)PM10:45 他(※無料放送)