王子小劇場「佐藤佐吉ユース演劇祭」を記念し、家を建て住む人がいる

2015.11.16
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舞台

「佐藤佐吉ユース演劇祭」プロデューサー、モラル(「犬と串」主宰)&池亀三太(「ぬいぐるみハンター」主宰)

演劇祭に「家」が出現? そこにプロデューサーが住み込む!

王子小劇場といえば、都内の民間運営による小劇場としては、いま最も勢いを感じさせる劇場といってよいだろう。その王子小劇場が、来年2016年2月から4月にかけて、初の試みとなる「佐藤佐吉ユース演劇祭」を開催する。これまで開催してきた「佐藤佐吉演劇祭」とは別ラインで、同劇場が自信をもってセレクトした「これから来るであろう若手劇団」を紹介する新企画だ。

出演団体は、アナログスイッチ、牡丹茶房、レティクル東京座、(劇)ヤリナゲ、カミグセの計5劇団。詳細は近日、SPICEで改めて報じる。

なお、演劇祭の期間中、劇場ビル裏手のスペースに「池亀家」なる家が建つことが判った。劇場職員にして演劇祭のプロデューサーでもある池亀三太(「ぬいぐるみハンター」主宰)が、期間中仮設住宅を建て、そこに住まうというのだ。しかも、その家は参加団体と観客の交流の場として開放するとのこと。演劇祭活性化のために、その場を利用して出演団体と共謀のうえ様々なイベントも開催することを目論んでいるそうだ。

しかし、演劇祭のためとは言え、なぜ池亀三太はわざわざ約二か月にも渡り仮設住宅に住み込むのあろうか。プライヴァシーを完全に削って、演劇祭にすっかり身を捧げるつもりなのだろうか。そして、実際どんな家が建つのだろうか。終電を逃した観客がそこに宿泊させてもらうことは可能なのだろうか。ラインフラインは万全か。住民票は移すのか。現時点では、まだまだ謎が多いが、新しい情報が入り次第、SPICEにて改めてお伝えしてゆく。
 

イベント情報
「佐藤佐吉ユース演劇祭」
期間:2016年2月16日~4月4日
会場:王子小劇場
出演団体:アナログスイッチ、牡丹茶房、レティクル東京座、(劇)ヤリナゲ、カミグセ
公式サイト:http://www.en-geki.com/