Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔主演、ミュージカル『ドン・ジュアン』全キャストが発表 蓮佛美沙子、平間壮一ら
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2019年8月30日(金)から10月5日(土)まで東京・愛知にて上演するミュージカル『ドン・ジュアン』。先日発表されたドン・ジュアン役の主演、藤ヶ谷太輔に続き全キャストが発表となった。
物語の舞台はスペイン、藤ヶ谷太輔演じる主役のドン・ジュアンは女と酒、そして快楽を求め続け、数多の女達を魅了するセクシーな色男。彼を取り巻く女性の中に、全く対照的な二人の女性が登場する。
ドン・ジュアンが一瞬にして恋に落ちるヒロイン・マリアに蓮佛美沙子。彫刻家であり、過去に囚われず今を生きる「現在的」な女性であるマリアもまた、婚約者がいるにも関わらす、ドン・ジュアンに惹かれていく。
マリアとは正反対に「古典的」な女性として描かれる娘・エルヴィラに恒松祐里。ドン・ジュアンに、妻として迎えるからとそそのかされ修道院を出る。過去の愛の言葉を信じ切り、物語後半では屈折して行く姿が演じどころだ。恒松は、初舞台でありながら、この大役をオーディションで勝ち取った。
そしてドン・ジュアンの父であるドン・ルイ・テノリオに鶴見辰吾。息子の放蕩ぶりに胸を痛めつつも、息子を止める手立てを持てず、父権的な愛が満ちている反面、父親的なエゴも内在している人物だ。マリアの婚約者ラファエルを演じるのは、平間壮一。ドン・ジュアンに、初めて嫉妬心を覚えさせるきっかけとなる存在の人物である。語り部的な役割も担うドン・ジュアンの親友カルロには上口耕平。友人として憤り、改心させようともし、愛想を尽かし、そして見守り続けるという、物語中の誰よりも情に篤い男で、ドン・ジュアンと光と影のような関係にある。娘をドン・ジュアンに寝取られ決闘の上殺される騎士団長(亡霊)に吉野圭吾、ドン・ジュアンを囲む女の一人である“アンダルシアの美女”として大石裕香、また、ドン・ジュアンのかつての女であり、今は彼を見守る年上の女性イザベルは春野寿美礼が演じる。
本ミュージカルは、ヨーロッパを中心に広く知られる「ドン・ジュアン伝説」をフェリックス・グレイ作曲による情熱溢れる名曲でミュージカル化したもの。2004年にカナダで初演され、その後パリや韓国でも上演されてフレンチミュージカルとして大好評を博した。日本では、2016年に宝塚歌劇で初上演され大きな話題を呼んだ作品である。
演出家・生田大和(宝塚歌劇団)の潤色・演出で個性豊かな実力派キャストが様々な愛の形を描く。どのような舞台になるのか、注目だ。