DEEP初参戦が3人! キン肉マン作者・中井義則の息子は3年半ぶりのMMA復帰
『DEEP 90 IMPACT』が6月29日(土)に開催される
『DEEP 90 IMPACT』が6月29日(土)に後楽園ホール(東京都)で開催される。
この大会ではキン肉マンの作者である中井義則の息子・中井光義、初代GRACHAN MMAフェザー級王者の大澤茂樹、初代修斗ウェルター級王者・渡部優一を父に持つ渡部修斗がDEEP初参戦を果たす。
そのほか、DEEPフライ級に挑む中山ハルキは、今大会で引退を考えているとコメント。大きな注目を集めている。様々な想いが交差する今大会の、対戦カードは以下の通り。
【対戦カード】
<DEEP フライ級暫定王者決定戦5分3R>
柴田’MONKEY’有哉(Kids MMA Team KIZUNA~絆~)vs 神龍誠(フリー)
<DEEP フェザー級>
小見川道大(NEO JUDO ACADEMEY)vs オーロラ☆ユーキ(KIBAマーシャルアーツクラブ)
<DEEP フェザー級>
横山恭典(KRAZY BEE)vs 大澤茂樹(Honey Trap)
<DEEP バンタム級>
石司晃一(フリー)vs 安部路人(フリー)
<DEEP ウエルター級>
悠太(ALLIANCE)vs 佐藤洋一郎(KATANA GYM)
<DEEP JEWELSミクロ級>
しなしさとこ(フリー)vs マドレーヌ(メルヘン王国#FIGHTTEAMミチバ)
<DEEPライト級>
宮崎直人(総合格闘技津田沼道場)vs 大原樹里(KIBAマーシャルアーツクラブ)
<DEEP ウエルター級>
渡辺良知(JUNGLE GYM)vs 川中孝浩(BRAVE)
<DEEP バンタム級>
渡辺修斗(ストライプル新百合ヶ丘)vs 小林博幸(T-BLOOD)
<DEEPフライ級>
ランボー宏輔(パラエストラ千葉)vs 鮎田直人(CAVE)
<DEEP ミドル級>
水野竜也(フリー)vs 中井光義(フリー)
<DEEP フライ級>
中山ハルキ(K-Clann)vs 伊藤有起(ALLIANCE/TEAMゆでたまご)
※対戦カードは変更になる場合があります。
水野竜也
中井光義
3年半ぶりのMAA復帰となった中井光義は水野竜也と対戦する。水野はONE Championship、DEEP、ROAD FCなどで活躍しているミドル級王者。キャリアの差は明らかとなる中で、中井はタイガームエタイで修行を積んで勝負に備えるとコメントしており、どのような試合を見せてくれるか期待したい。
「階級的にいつも対戦相手が中々見つからない中で試合を組んでいただき本当にDEEPに感謝しております。自分はチャンピオンとして誰が相手でも戦うだけです。今回の中井光義との試合でもキッチリと一本かKOで勝利し、DEEP王者としてROAD FCのタイトルに挑戦できるようにアピールしたいと思っています。ミドル級の迫力ある試合に期待してください」(水野竜也)
「これまで大きな外国人選手と対戦してきたのですが適正体重でMMAに復帰したいと考え、現在タイガームエタイに武者修行を行っています。そんな中、今回、国内で最強と言われるミドル級王者の水野竜也選手の対戦相手としてオファーがあり二つ返事で了解した。このリスクのある試合を受けたチャンピオンに感謝しております!」(中井光義)
大澤茂樹
大澤茂樹は2008年世界学生選手権フリースタイル60kg級で優勝するなど、レスリングでキャリアを積み上げた後、2009年にMMAデビュー。2014年にGRACHAN MMA初代フェザー級王者となり、2度目の防衛戦で王座から陥落したものの、その後も鍵山雄介、飯田健夫に判定勝利するなど活躍していた。
この大澤と対戦するのが、はKRAZY BEEで売り出し中の横山恭典だ。ラスベガスの『MMA Xtreme Showdown』でのデビュー後、2013年の国内デビュー戦で勝利を飾った。2015年には『ネオブラッド・トーナメント』でフェザー級優勝を果たしている。
キャリアで言えば大澤が上回っているが、昨年は1試合の出場のみとブランクがあるのが気がかりだ。そこに急成長を続ける横山が食らいついていくのか注目したい。
渡辺修斗
小林博幸
渡部修斗はMMAで1本勝ちを量産しており、『Fighting NEXUS』のバンダム級初代王者。『UWW世界グラップリング選手権』62kg級で優勝を果たすなど、数々の実績を積み上げてきた。秘技“マジカルチョーク”を引っさげ、満を辞してのDEEP初参戦。どんな姿を見せてくれるのかワクワクが止まらない。
「この度は歴史あるDEEPという団体に出場させて頂くことになり、DEEP佐伯代表、そして快く送り出してくださったNEXUS山田代表には感謝します。日本メジャー団体に出場するということで、自分の実力をDEEPのマットで証明していきたいと思います。応援宜しくお願い致します」(渡部修斗)
対戦相手の小林博幸は坂巻魁斗、城田和秀といったグラップリングの実力者相手に判定ドローに持ち込むなど、防御力が非常に高い選手。最強の矛と盾の対決はどちらに軍配があがるのだろうか。
中山ハルキ
伊藤裕樹
そして、最後に注目したいのが、中山ハルキと伊藤有起の一戦だ。
中山はプロデビュー戦となった『DEEP TOYAMA IMPACT 2013』を1R21秒KOで勝利すると、その後もDEEPで4連勝を果たす。2018年10月に『DEEP86』で高橋誠に判定負け。今回の試合で進退をかけるとコメントしている。
「今大会で引退を考えています。最後の相手になるかも知れない伊藤裕樹選手はTHE OUTSIDER 50-55kg級の現王者で、今後DEEPの軽量級を背負う逸材だと思いますがここはプロの強さを見せつけたいです。師匠の横田一則さんは最後に負けましたが自分はキッチ勝って恩返しするつもりです」(中山ハルキ)
対戦相手の伊藤は、5月の『DEEP NAGOYA IMPACT公武堂ファイト』で、ヨシKINGを相手に開始早々の強烈な左ストレートでダウンを奪い、わずか15秒のパウンドアウトで勝利した。立場が正反対の2人は今回、リングでどんなドラマを繰り広げるのだろうか。