『全米オープン』で大坂なおみが2回戦を突破

2019.8.30
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1回戦突破で『全米オープン』連覇に好発進の大坂なおみ

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女子テニスWTA世界ランキング1位の大坂なおみは『全米オープン2019』に出場。1回戦で同84位のアンナ・ブリンコバ(ロシア)と対戦し、セットカウント2-1で初陣を勝利で飾った。

※世界ランキングは8月26日のもの

再び1位へと返り咲いた世界女王として、そして昨年の覇者として、全米オープンを迎えた大坂。1回戦や2回戦の突破は当然のように思われるが、大阪にとっては大きな壁だった。実際、7月の『全英オープン2019』では、1回戦敗退という苦い結果に終わっている。大会前の会見で大坂は「今はリラックスして落ち着けている」と慎重なコメントだったが、同じ過ちは犯すまいとばかりに、ひそかに闘志を燃やしていた。

第1セットで大坂は第2ゲームをブレークされて、0-3と3ゲームを先取される苦しい立ち上がり。第7ゲームでブレークバックを果たすと、第9・10ゲームを連取して6-4の逆転劇を果たすが、自らのミスと相手の粘りで、順調に勝ちきれない試合展開だった。続く第2セットでも流れは断ち切れず、最初は6-5でマッチポイントを握ったが、タイブレークに持ち込まれると、最後は6-7でセットを落としている。

セットカウント1-1で後がなくなった第3セットでは、両者が順調にゲームキープを続けていたが、第4ゲームで大坂がブレークに成功。すると、第1・2セットとは打って変わってミスが減り、相手を圧倒する大坂らしいテニスで6-2と見事に勝利した。

2時間28分の熱戦を「緊張してしまった」と振り返るように、決して楽な試合ではなかった。しかし、『全英オープン2019』の過ちを繰り返すことなく、1回戦を突破できたこの勝利は、大坂にとって大きな価値がある。2回戦では同53位のマグダ・リネッテ(ポーランド)を相手に、セットカウント6-2、6-4でストレート勝ち。このまま勢いに乗れば、『全米オープン』連覇も夢ではない。

なお、3回戦で大坂が戦う相手はWTA世界ランキング140位のコリ・ゴフ(アメリカ)に決まった。

イープラスでチケット先行販売中の『東レ パン パシフィック オープンテニストーナメント 2019』

大坂は『全米オープン2019』への出場後、9月14日(土)から行われる『東レ パン パシフィック オープンテニストーナメント 2019』に出場する予定。同大会で2016年、2018年と2度の準優勝に終わっているだけに、今年こそは栄冠をつかもうとプレーに力が入るはずだ。

『全米オープン2019』への出場を経た大坂が、日本でどのような戦いを見せてくれるのか楽しみだ。

イベント情報

『東レ パン パシフィック オープンテニストーナメント』

 日時:【予選】9月14日(土)~15日(日)
    【本戦】9月16日(月・祝)~22日(日)
 会場:ITC 靱テニスセンター(大阪府)