Aぇ! group/関西ジャニーズJr.の末澤誠也単独主演で、青春小説「キオスク」をリーディング形式で上演
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(左上から)末澤誠也、一路真輝、上西星来、岸祐二、山路和弘
2019年12月~2020年1月、関西ジャニーズJr.のユニットAぇ! groupのメンバー末澤誠也主演で、オーストリアの人気作家ローベルト・ゼーターラーによる青春小説「キオスク」をリーディング形式で上演することが決定した。
今年の2月に結成された関西ジャニーズJr.のユニット“Aぇ! group”のメンバーとして、舞台『僕らAぇ! groupって言いますねん』でいきなり東京での舞台デビューを果たした末澤。そんな彼が今回、単独主演として東京と兵庫の舞台に立つ。同ユニット内ではメンバー初の単独主演となるが、今回は本公演へ向けたショーケースとして、リーディング形式での上演であり、本格的な舞台作品への足掛かりとなっている。
演出はミュージカルをはじめ多彩な作品の演出で評価の高い石丸さち子、ほかキャストには実力派で秀作への出演が続く女優の一路真輝、東京パフォーマンスドールの上西星来、ストレートプレイからミュージカルまで幅広く活躍する岸祐二、同じく様々な作品で高く評価されるベテラン俳優山路和弘という顔ぶれが揃った。
本作は、キオスクで働くことになった一人の青年が、大人たちとの交流を通じて成長していく物語。1937年、ナチスドイツが台頭するウィーンに、自然に恵まれた湖畔で母親と二人暮らしだった17歳のフランツがやって来る。キオスクの見習店員となったフランツは、母の旧友でもある店主からさまざまな事を学び、また店の客である精神分析学の創始者、フロイト教授と知り合いになる。教授からフランツは、人生を楽しみ恋をするよう忠告され、やがてフランツは年頃の青年らしく、謎めいたボヘミアンの女の子アネシュカに心を奪われ……というもの。
フランツに人生を説く晩年のジークムント・フロイト教授。ウィーンでの自立の扉を開くキオスクの店主・オットー・トゥルスニエク。そして時代のうねりにのみ込まれていくオーストリア。フランツの想いと歩みを描いて、ノスタルジックな空気感を醸し出すこの魅力的な作品は、2018年秋にドイツで、日本では2019年5月~6月に映画版が公開されて好評を博した。
リーディングシアター『キオスク』は2019年12月25日(水)~12月29日(日)東京・東京芸術劇場 シアターイースト、2020年1月18日(土)~1月19日(日)兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて、上演される。
石丸さち子(上演台本・演出) コメント
17歳のフランツが出会う、都会ウィーン。新聞のインクと葉巻の匂いが立ちこめるキオスク。はじめての恋は狂おしく、恋と人生の手ほどきは心理学の第一人者フロイト教授。しかし、初々しい少年が喜び悩み大人に成長する自由は、ナチス・ドイツの台頭する政情に押しつぶされます。そんな時代の中にあって、なんてのびやかで無鉄砲で多感な青春でしょうか!
この作品をご紹介できることに、大きな喜びと責任を感じます。素晴らしく魅力的な出演者が集まりました。フランツの人生を駆け抜ける末澤誠也さんにしっかり伴走したいと思います。
末澤誠也(Aぇ! group/関西ジャニーズJr.) コメント
「舞台で主演をはらせていただく」というのが、僕の中で一つの夢でもあり、大きな目標でした。それをこんなにも早くに実現できることになり、本当に喜びと感謝で一杯です。
芝居経験はまだまだ浅いですが、お芝居が大好きで、舞台に立たせていただいた際には、役者の皆さんから様々なお話を聞かせていただき、舞台上で表現させていただけることが本当に勉強になりますし、僕が成長していく大きな糧になっています。リーディングというジャンルのお芝居は初めての挑戦なので、少年フランツの成長、フランツから見て描かれる時代の変化をしっかり皆様に感じていただけるように精一杯頑張りたいと思います。是非劇場に足をお運び下さい!
一路真輝 コメント
“オーストリアと日本の国交樹立150周年”の今年、その締めくくりに、リーディングシアター『キオスク』に出演させて頂ける事、とても嬉しいです。
オーストリア、ウィーンは宝塚時代からずっと大好きな場所で、プライベートでもお仕事でも幾度か訪れ、わたしの身体の何パーセントかはウィーンの、オーストリアの空気感で満たされています。原作を読んでいても、地名を見るだけで景色が浮かんできて、ワクワクするのです。
そして、何年も待ち焦がれていた石丸さち子さんの演出であることにも心惹かれ、石丸さんのお創りになる世界を楽しみにしています。