升毅、秋本奈緒美らが真の意味の“コント”に挑む!「七転び八時起きの人々」
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ローリングワンダーレビュー Vol.1 新春!コント博品館 七転び八時起きの人々
コンセプトは「日常のすぐ近くにある“変”」
「ローリングワンダーレビュー Vol.1 新春!コント博品館 七転び八時起きの人々」が、2016年1月15日(金)~17日(日) 銀座博品館劇場にて上演される。
脚本家・演出家の東野ひろあきは、放送作家仲間のかわら長介と共に、これまで何度となく“繰り返しの上演”に耐えうるコント台本の数々を、プロデュースユニットとしてプロデュースしてきた。
例えば、つかこうへいの、鴻上尚史の、野田秀樹の、井上ひさしなどの作品は、今日も全国のどこかで様々な集団により上演されている。それは、その作品が何度も上演されるに足る上質なものという証拠だろう。
ところが、これが“コント”となると「一度観たら(やったら)終わり」「あれ、もう観たし、新ネタないの?」となってしまっているのが現状。でもそれはいわゆる“お笑い”というジャンルでのコントであり、本来の意味で「コント=寸劇」と捉えれば、それは再演にも充分耐えるものになるはず。さらに戯曲と同様に「この本を、別の顔ぶれがやったらどうなるのだろう」という興味を沸き起こすものになるはずではないか――
…という考えのもと、芸人ではなく、ほとんど舞台役者たちによる、短編戯曲オムニバスのテイストを醸し出す、そんなコント作品を上演するプロジェクトが発足した。ユニークな顔ぶれ、その組み合わせで作品に新たな命を吹き込むコントセッション。最低限の道具と衣装だけを用意して、公演のたびにメンバーが変わる、驚きのコントユニット。“ローリングワンダーレビュー”と名付けたこのプロジェクトの第一回として企画したのが、本公演となる。
この公演は、6~8本(予定)のコントのオムニバス形式。それぞれのコントに関連性はなく、ただ「日常のすぐ近くにある“変”」というコンセプトだけが共通する。それは「言葉の“変”」あるいは「会社システムの“変”」「家族の繋がりの“変”」などなど。わかりやすい言葉遊び、キャラクター同士のボケツッコミの応酬、という様な、ごく簡単な斬り口で楽しめる内容となっているという。
コント内容の一部をご紹介しよう。(上演作品は変更の可能性あり)
『ニュースタイム』
いつものように真面目に原稿を読むアナウンサーたち。
最初は耳慣れた言葉だった。
やがて、それらのコメントが交錯していき、日本語が歪みだす、、、
『スピード出世』
今日入社した新人社員。
言葉通りに、わずか数分の間に「社長」にまで上り詰めていく男。
その様子に戸惑いを隠せない先輩社員たち。
そして、その先に待っているものとは、、、
『家族鎖』
楽しくなるはずだった一家揃ってのハイキング。
途中に川があり、そこをボートで渡らないといけないのだが、
本当は互いに憎しみ合う家族関係ゆえ、なかなか簡単にはいかない。
果たして、彼らは無事に川向こうに行けるのか…。
『青のBの2』
政府による家族調査の一環として、とある部屋に呼ばれた一家。 当初は「質問に正直に答えるだけ」の簡単なアンケートだと思われたが、
実はなかなかの難関で、時間ばかりが刻々と過ぎていく。
疲労も限界に達しようかという状況になった時、
明るい光が差し込んだ! その答えとは!?
出演は、升毅、秋本奈緒美、みやなおこ、松永玲子(ナイロン100℃)、曽世海司(スタジオライフ)、植田圭輔、山寺宏一。決して一筋縄ではいかないクセモノたちが、バカバカしい笑いを、大人の真面目さで演じきり、後には何も残さない!
11月28日(土)
■日時:2016年1月15日(金)~17(日)
■会場:銀座博品館劇場
■脚本:かわら長介・東野ひろあき
■演出:東野ひろあき
■出演:升毅、秋本奈緒美、みやなおこ、松永玲子(ナイロン100℃)、曽世海司(スタジオライフ)、植田圭輔、山寺宏一
■公式サイト:http://www.o-ren.com/conte/